2023年CS出場権を獲得するための重要な1イベント、QS3,000『Vissla & Sisstrevolution Central Coast Pro』がオーストラリアのNSW州・セントラルコーストのアヴォカビーチで開催中!
現地時間3月17日に5日目を迎え、公式2-3ftレンジのビーチブレイクらしいコンディションでメンズ・ウィメンズ共にSFを戦うベスト4が決定した。
池田美来と松岡亜音がベスト4入り
今回のVissla & Sisstrevolution Central Coast Pro』はアジアリージョナルとオーストラリア/オセアニアリージョナルとの合同開催。
このイベントの後、すぐにQS5,000『Burton Automotive Pro & Speaking in Colour Pro』も控えている。
アジアリージョナルはすでに終了したフィリピン、宮崎とこのオーストラリアの2戦でCS出場選手が決まるため、日本からも多くの選手が参加。
ウィメンズサイドではQFで池田美来がフィリッパ・アンダーソン(AUS)、松岡亜音がホリー・ウィリアムス(AUS)とオーストラリア/オセアニアリージョナルのランキングトップ10に入る強豪を倒してベスト4入りを決めている。
次のSFで池田美来と対戦するザーレ・ケリー(AUS)はオーストラリア/オセアニアリージョナルで現在ランキング14位。
QFではランキング3位のエリー・ハリソン(AUS)を相手に8.00を含むトータル14.67でラウンドアップを決めている。
「QSシーズン終盤に向け、良い結果が必要なの。あのヒートを突破したことは、チャレンジャーシリーズへのクオリファイのチャンスに大きな意味があるわ。QFのプレッシャーから解放され、とても嬉しい。このラウンドを通過して、明日のファイナルデイに繋げたことは本当に嬉しいわ」
松岡亜音はSFでオーストラリア/オセアニアリージョナルで現在ランキング4位のニキシー・ライアン(AUS)と対戦する。
メンズは新井洋人が5位でフィニッシュ
メンズサイドはRound of 32で多くの日本人選手が敗退した中、アジアリージョナル13位の新井洋人が唯一QFまで勝ち上がり、ジョエル・ヴォーン(AUS)と対戦した。
QFでは、じっくりと波を待った新井洋人に対してジョエルは多くの波を掴み、エアリアルと小ぶりながらピーキーな波での垂直スナップのコンボで7.33と6.27をまとめて圧勝。
このラウンドで敗退した新井洋人は5位で1,423ポイントを手に入れた。
「今日は最初のヒートから波が下がったので、QFでは多くの波に乗ろうと心がけたんだ。待つのは嫌だったから、沢山のチャンスを与えたかったのさ。それが功を奏して凄く嬉しいね。難しいコンディションの中で勝てたのは気分が良い。今日は家に戻り、水分補給などをして休んで明日のファイナルデイに備えるよ」
現在、オーストラリア/オセアニアリージョナルでランキング24位のジョエルは大きな結果を求められている。
メンズはジョエルの他、カラニ・ボール、クーパー・ディビス、アリスター・レジナートと全てトップ10圏外のオージーが残っている。
イベント終了後のランキングにも大きな変化がありそうだ。
WSL公式サイト
http://www.worldsurfleague.com/
(空海)