アジアリージョナルとオーストラリア/オセアニアリージョナルのCSの出場枠を決める最終戦QS5,000『Burton Automotive Pro & Speaking in Colour Pro』がオーストラリア・NSW州のニューキャッスルで開催中!
現地時間3月24日、コンテスト5日目にメンズ・ウィメンズ共にベスト16が決定して7名の日本人選手が残っている。
今イベントは優勝で5,000ポイント稼げるため、ランキングが大きく変動する可能性がある。
アジアリージョナルでは、男子が上位5名、女子が上位3名。その他に各1名のリージョナルワイルドカード枠がある。
女子の上位は日本人選手が占めているが、男子は上位5名に入っているのは田中大貴のみ。
その田中大貴もすでにRound of 64で姿を消している。
メンズは3名の日本人選手がベスト16入り
コンテスト4日目のミアウェザービーチは公式2-3ftレンジの風の影響が入った難しいコンディション。
この時期のオーストラリアレッグのQSは大体このような波で行われ、波運にも左右される一方、ヒートの戦略が重要な鍵を握る。
特にこの日のようにエアー向きの風が吹いた時はリスクを取って飛ぶことが勝利に結び付く。
日本人選手では岩見天獅、大原洋人、安室丈の3名がRoud of 32の4人ヒートを揃って2位で通過。
同じセントラルコーストのアヴォカビーチで開催されたQS3,000『Vissla & Sisstrevolution Central Coast Pro』で5位に入った新井洋人と金沢呂偉はこのラウンドで敗退。
安室丈は同じヒートのクーパー・デイヴィス(AUS)がインターフェアを犯し、減点によって次に繋げた。
なお、ランキングトップのクトゥ・アグース(IDN)はこのラウンドを勝ち上がった時点でCS出場が確定している。
リーフ・ヘーゼルウッズがイベントのハイエストヒートスコア
Roud of 32で最も目立っていたのは、サンシャインコースト出身のリーフ・ヘーゼルウッズ(AUS)で、フロントサイドエアーとバックハンドの垂直エントリーで8.00を含むトータル15.87とイベントのハイエストヒートスコアを出していた。
更に2位で通過したデュラン・モファット(AUS)も8ポイントを出してトータル14.33。これはイベント3番目のヒートスコアとなり、同ヒートに重なった新井洋人は完敗だった。
「今年の目標は、リージョナルQSで優勝すること。昨年CSに出場できなかったのは辛かった。自信過剰だったのだと思う。だから、このイベントは集中して臨んでいるのさ。まずまずのスコアを出すことができたのは良かった。南風が吹いてきて、ヒューイ(ヴォーン)が高く飛んだ時、待ち望んでいたチャンスが来たと思ったね。残り数日も楽しみだし、ヒートを通して成長したい」
リーフのコメントにあったヒューイはバックサイドのエアリバースで7.83を含むトータル14.90をスコア。
16歳のヤングガンが爆発してアヴォカビーチで2位に入ったアリスター・レジナート(AUS)と共に同ヒートのベテラン、43歳のネイザン・ヘッジ(AUS)を完璧に抑えていた。
ウィメンズは4名の日本人選手がベスト16入り
ウィメンズサイドはランキングトップの野中美波が今回も欠場。
都筑有夢路は大会直前で欠場していた。
Roud of 32を勝ち上がった日本人選手はアヴォカビーチで3位に入った池田美来、松岡亜音。
ランキング2位の都築虹帆、宮崎で優勝した脇田紗良の4名。
脇田紗良、池田美来は1位通過。
都築虹帆はこのラウンドのハイエストヒートスコアを出した元CT選手のディミティ・ストイル(AUS)に迫る活躍をしていた。
次のRound of 16で都築虹帆は元CT選手のブロンテ・マコーレー(AUS)などと戦う。
脇田紗良、池田美来は同ヒート。
松岡亜音はアヴォカビーチで優勝したザーレ・ケリー(AUS)とのカードなど、どのヒートも白熱しそうだ。
日本とオーストラリアの時差は2時間。
現地の朝7時が日本の朝5時になる。
WSL公式サイト
http://www.worldsurfleague.com/
(空海)