ISAは、タヒチ・チョープーで開催されるパリ2024年オリンピックにおいて、既に女子4名がその出場権を得たことを発表。
東京オリンピックにも出場をした4名、テレサ・ボンバロ、ジョアン・ディファイ、ブリサ・ヘネシー、タティアナ・ウェストン・ウェブが、CT選手枠よりそれぞれの国を代表する資格を得た。
2024年パリオリンピックのクオリファイプロセスにおいて、WSLの2023 年チャンピオンシップ ツアー（CT）では、男子の上位10位まで、女子の上位8位までの選手にオリンピック出場資格枠が与えられるが、各国の代表は男女別に最大2名まで（※下記）の制限がある。
現在まで開催されたCTイベントは、パイプライン、サンセットビーチ、ポルトガル、ベルズビーチのわずか4イベントのみだが、現在CTに参加しているウィメンズサーファーはアメリカ（ハワイ含む）とオーストラリア国籍の選手が大半。
この“各国で最大2名”のルールにより、ポルトガルのテレサ・ボンバロ、フランスのジョアン・ディファイ、コスタリカのブリサ・ヘネシー、ブラジルのタティアナ・ウェストン・ウェブの4名は、既に2023年ツアー終了時のCTランキングにて（各国の）上位8位以内に入ることが計算上で確定。オリンピック予選システムに基づいて彼女たちの出場枠が確保された。
※ただしこの獲得スロットはすべて、2024年のISAワールドサーフィンゲームス終了後の最終発表まで暫定的なもの。 すべての出場資格は、ISAオリンピック資格要件を満たすサーファーであることと、各国のオリンピック委員会 (NOC) による指名をもって決定となる。
なお、昨年9月にハンティントンビーチで開催された、2022 ISAワールドサーフィンゲームスの結果により、最大で日本から男子1名、アメリカから女子1名の2人のサーファーに加わることも決定済み。
（出場選手は、オリンピック予選終了後にそれぞれのNOCによって正式に指名される予定）
今回の資格更新により、男女合計48枠のうち「6枠」がパリ2024年オリンピックの暫定資格を取得したこととなる。
ISAは、オリンピック予選パスウェイの責任を負う組織として、今後も確定された情報を更新していく予定だ。
※2022年および2024年のISAワールドサーフィンゲームスで、男女別の最高位となったチームは、1枠の追加出場権を獲得できる（男子は日本が獲得）。
ただし、この1枠はあくまで追加枠のため、その他の選考により2名の出場資格を得ている場合のみ、3人目の選手を出場させることができるというもの。日本から男子3名の選手が出場するためには、うち2名の選手が自力で出場枠を獲得しなければならない。
（THE SURF NEWS編集部）
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