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CS第2戦『GWM Sydney Surf Pro』開幕直前情報!

スナッパーロックスを舞台にインディア・ロビンソン&サミュエル・プーポの優勝で幕を開けた2023年のCS(チャレンジャー・シリーズ)は早くも第2戦が約800km南下したNSW州のノースナラビーンで5月17日から開催される。
すでにヒート表も公表され、あとはイベントスタートを待つだけとなった。
初日の17日は南よりのウネリが強まる予想なので、早くも開幕する可能性がある。

ノースナラビーンとは?

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シドニーから車で約40分北上したノースナラビーンは過去にCTの舞台としても使用され、直近では2021年の4月に『Rip Curl Narrabeen Classic』が開催され、ガブリエル・メディナ(BRA)、キャロライン・マークス(USA)が優勝していた。

2xワールドチャンピオン、現役時代はアイスマンと呼ばれたダミアン・ハードマンを始め、サイモン・アンダーソン、ローラ・エネバーなど多くのCT選手を輩出したハイクオリティのビーチブレイクで、理想的なウネリと風が揃うと出現する長くフォローなレフトが姿を現す。

ディフェンディングチャンピオン

(2022年にCS初優勝を決めた和井田理央)
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CSでの『GWM Sydney Surf Pro』は2020年、2022年にノースナラビーンから約13km南下したマンリービーチで開催。
3回目となる今年はノースナラビーンに移動になった。

2020年はレオナルド・フィオラヴァンティ(ITA)、カリッサ・ムーア(HAW)が制し、2021年は和井田理央(IND)、テレッサ・ボンバロ(PRT)が優勝していた。

7名の日本人選手が参加

(大原洋人)
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今大会には7名の日本人選手が参加。

メンズは大原洋人がH3、田中大貴がH8に登場。
ビリー・ステアマンド(NZL)などの対戦する大原洋人は開催前のファン投票で暫定1位と勝利が期待されている。
田中大貴と同ヒートのシオン・クロフォード(HAW)は母親が日本人で、『2022 Surf City El Salvador ISA World Junior Surfing Championship』にはハワイ代表として活躍していた。

ウィメンズは脇田紗良がH3、野中美波はH4、都築虹帆と松岡亜音がH7で同ヒート。
都筑有夢路はシード選手としてRound of 32のH8でCSトップのインディア・ロビンソン(AUS)と同ヒートにクレジットされている。

記者会見

PHOTO: © WSL/Matt Dunbar

『GWM Sydney Surf Pro』開幕直前に行われた記者会見にはインディア・ロビンソン、サミュエル・プーポ、クロスビー・コラピント、テレッサ・ボンバロ、サリー・フィッツギボンズ。ローカルのディラン・モファットが参加。
イベントへの意気込みを話していた。

(サミュエル・プーポ)
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「この場所に来るのは初めてだけど、良い波だね。3ヶ月もレフトの波に乗っていなかったので、練習が必要。でも、完璧な波なのでウォーミングアップに問題はなさそう。ゴールドコーストでの優勝はまだ引きずっているほど嬉しいけど、そろそろこのイベントにフォーカスしないとね。もう一度、優勝に挑戦してみたい。この美しいトロフィーも手に入れることができたら嬉しいさ」
サミュエル・プーポ

(クロスビー・コラピント)
PHOTO: © WSL/Matt Dunbar

「ここは最高のサーフタウンで、雰囲気も良いね。ここにいるサーファーは私たちが来たことを喜んでくれているし、本当に歓迎されていると感じるよ。それは素晴らしいことさ。出身地であるサンクレメンテを彷彿とさせ、ホームにいるような気分。イベントとしては信じられないようなロケーション。レフト、ライト、チューブ、ターン、エア、すべてが揃っているよ」
クロスビー・コラピント

(テレッサ・ボンバロ)
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「私が人生で最高の日を過ごした場所であるシドニーのイベントに戻ってこれて、最高の気分よ。イベントがノースナラビーンに移ったのは素晴らしいことね。良い波で信じられないほどのパフォーマンスを見ることができると思うわ。どんな展開が待っているか楽しみね」
テレッサ・ボンバロ

(サリー・フィッツギボンズ)
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「ノースナラビーンに戻ってこれて、本当に嬉しい。私は昔、ここでワールドジュニアに初めて出場したことがあるし、大好きな場所よ。ゴールドコーストでのパフォーマンスの後、私は本当に良い状態にいると感じている。このツアーがもたらすチャレンジに本当にワクワクしているの。新しい形式に新しい顔ぶれ。新しい場所での競技。世界中でエネルギーを発揮することが待ち遠しいわ。慣れ親しんだ場所でスタートするのは良いことよ」
サリー・フィッツギボンズ

(ディラン・モファット)
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「自分の故郷でのイベント開催は本当に嬉しい。世界中を旅する人々がこの場所の魅力を感じてくれるのが嬉しいんだ。このレベルの大会をホームで行えるのはすごい特権だし、幸運だと思うよ。ローカルナレッジがあると言いたいけど、サーフィンのレベルは非常に高く、驚異的さ。波が良ければ最高のイベントになるだろうね」
ディラン・モファット

2名用意されていたワイルドカード枠は先週末にノースナラビーンで開催されたトライアルで優勝したアリシー・クーパー、サクソン・レバーが獲得。

『GWM Sydney Surf Pro』のファーストコールは5月17日の朝7時15分。
日本時間同日の6時15分。

ライブ中継はWSL公式サイトなどで配信される。

WSL公式サイト
http://www.worldsurfleague.com/

(空海)

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