アル・ハント氏のサーフィン雑誌コレクション

F+(エフプラス)

タヒチではCTの最終戦がスタートし、男女ラウンド1、女子ラウンド2が終わって、この先波もなさそうなので、ちょっと休み、みたいなことになっている。
なんかあの波でラウンドワンやるってことはこの先波なさそうな予報なのかな、とは思う。オリンピックもあの波なら助かるって思っている選手はたくさんいるんだろうな。火曜日あたりに波が上がりそうなので、そこでデュアル使ってやっつけるか。

(チョープーの波でカービングするカリッサ・ムーア) PHOTO: © WSL/Matt Dunbar

なんか今シーズンはすっとデュアルで消化みたいなことになってて、もうずっとデュアルにするか、人数減らせば? みたいな感じがする。波が余ったためしがないもんな。 ハーフカットで人数減ってても波が足りないわけだから、なんか考えなくてはいけないんじゃないのかな。まぁ、昔のことを考えれば、やっつけでもなんでも、そこそこ波のある時にやってるんだから、だいぶ改善はされてるといえるのか。昔はさ、本当にセットすねぐらいでやったこともあったもんな。立ったら勝ち。でも立った瞬間フィンが砂にめり込んで止まる、みたいな(笑)。サーフィン上手いも下手もない試合。

そんなころからずっと、ツアーはこの人がいないと回らない、というツアーの運営サイドのヌシ的立ち位置にいたアル・ハントさんというツアーマネジャー。世界が認めた歩くルールブック、ツアーの生き字引、コンペエンサイクロペディア。WSLになっても少しツアーにいたかな。とにかく、何を聞いてもアルなら答えが返ってくるという、ものすごい人。

(F+の前身「flow magazine」内でも当時ASPのコンテストフォーマットについて解説協力をしてくれていた。flow006号より)

ちょっと前にようやくリタイアできて、ここ数年はゆっくりとリタイアライフを楽しんでいるが、この人の趣味は世界のサーフィン雑誌集め。まぁ、長年ツアーを回って集めたコレクションは膨大なもので、世界中のサーフィン雑誌を保管している。

この度、そのコレクションがヌーササーフミュージアムに展示されるらしい。

ヌーサはブリスベン空港から北へ2時間弱、サンシャインコーストにあるビーチリゾートで、空港の南にある日本人に人気のゴールドコーストとは逆側。オージーには観光客だらけのゴールドコーストよりヌーサのほうが人気のようだ。

そこで展示される2万冊を超えるコレクションは、箱に入れて保管しても高さ3メートルで左右の壁沿いに15-20mという量。まぁ、左右の壁15-20mって、アルさんち、どんだけ広いんだ、って感じだけど。

で、それだけあっても欠けているものがあって、持っている人がいたらご一報くださいということで、どれも30年以上前の本だと思うので、なかなか難しいとは思うけど、心当たりのある方はinfo@fplussurf.comまでご一報ください。

●Hot Spin.
全12号のうち#5、11、12はあるので、それ以外の号

●Surfaholic
#48、50、51

●Surfer Girl
2008 Summer and Autumn.

●Take Off
 #1~11、121、123、126、129、145、146、147、152、153、159~165、171、176

●Surfing World
#1、 3

●Surfer Annual
1980.

●Surf from
1975 1#1 、1977 3#1

懐かしい雑誌名だなぁ。知らないのもあるし。これってないものリストなので、これ以外は全部あるってことなんですよね。もちろんflowも1995年の創刊号からF+の038号まできっちり揃ってるわけです。これ世界各国で集めてるんだから、そりゃ壁の両側15-20mになるわな。ヌーササーフミュージアム入り確定の上記未完コレクション、コンプリートにご協力お願いします。

F+編集長つのだゆき

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