11月24日~12月3日にブラジルのリオデジャネイロで18歳以下、16歳以下の世界一を決めるWJSCこと『2023 ISA World Junior Surfing Championship』が開催される。
オリンピックへの道
世界中から集まるWJSCの過去の勝者はフィリッペ・トレド(BRA)、ガブリエル・メディナ(BRA)、ジョーディ・スミス(RSA)、ステファニー・ギルモア(AUS)、ブリッサ・ヘネシー(CRI)など現役のCT選手が多数。
東京五輪に出場した40人のサーファーの内、33人がWJSCの出場経験があり、その内の16人がメダル獲得者である。
キャロライン・マークス(USA)、フィリッペ・トレド(BRA)などすでに2024パリ五輪のクオリファイを果たした選手が優勝している。
元メダリストと未来のオリンピアン
2022年に中米・エルサルバドルで開催されたWJSCでは日本の池田美来がU16ガールズの銅メダルを獲得。
彼女の他、同クラスでクーパーメダルを獲得したフランスのチャ・ゼブロウスキーが2023年もU16ガールズに出場する。
U16ボーイズでは銀メダルを獲得したフランスのイニゴ・マディナ、クーパーメダルを獲得したスペインのハンス・オドリゾラが2023年もU16ボーイズに出場。
U16ボーイズで金メダルを獲得したオーストラリアのウィルス・ドローマーはU18ボーイズで戦うことになる。
また、2023年パンアメリカンゲームスで優勝して2024年パリ五輪のカナダ代表になったサノア・デンプフル=オリンがU18ガールズに出場する。
記録的な参加国数
ブラジルでは、45カ国から419人と過去最多のジュニアが集まった2022年のエルサルバドル大会を上回る46カ国が参加する。
アスリート数に関しては365人と前回を下回る。
エルサルバドルで5度目の国別金メダルを獲得したハワイは、タイトル防衛と共にオーストラリアの7回という記録に迫る6回目の金メダルを獲得を目指す。
一方、2003年の初開催以来、優勝がないブラジルの活躍にも注目が集まるだろう。
新参加国
46カ国の内、チェコ共和国、ハンガリー、ウクライナの3つの国が、WJSCに初めて参加。
ルーマニアは初めてISAイベントに参加する。
ディビジョン
参加する365人のアスリートは以下の4つのディビジョンで戦う。
・U18ガールズ
・U16ガールズ
・U18ボーイズ
・U16ボーイズ
ジェンダー平等
2023年のWJSCには過去の記録を上回る177人のガールズが参加。
これは全体の44%にも上る。
ISAは2017年以来、世界大会の全体で男女同様の出場機会を提供し、サーフィンにおける女性の参加とジェンダー平等を推進している。
ライブ中継
『2023 ISA World Junior Surfing Championship』は11月24日から12月3日にかけてISA公式サイトでライブ中継を配信する。
大会の結果、チーム紹介、写真、動画、ニュースなどもISA公式サイトで随時更新される。
日本とブラジルの時差は12時間。
現地時間の朝7時が日本の夜7時になる。
ISA公式サイト:https://www.isasurf.org/
SNS
今年のWJSCもISAはSNSでライブアップデート、写真、動画など随時大会からの情報を発信する。
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YouTube: @ISAsurfing
なお、情報を発信する際の公式ハッシュタグは以下。
#ISAworldjuniors
スケジュール
11月24日: 開会式(マクンバビーチ)
11月25日〜12月2日:競技日
12月3日:ファイナルおよび閉会式
ISAとブラジル
ブラジル開催のWJSCはブラジル・サーフィン連盟(CBSurf)の主催で、ブラジルオリンピック委員会とリオデジャネイロ州の強力なサポートを受けている。
WJSCは今回で19回目。
2006年にマレシアスで開催された後、2回目のブラジル開催となる。
なお、WSGは過去2回ブラジルで行われ、1994年の初開催はリオデジャネイロが舞台になった。
ISA公式サイト:https://www.isasurf.org/
(空海)