ハワイレッグの2戦が終わり、カレントリーダーはジョン・ジョン・フローレンス(HAW)とモリー・ピックラム(AUS)
前半戦はポルトガル、ベルズ、マーガレットリバーと続き、その時点のランキングでミッドシーズンカットが遂行される。
ポルトガル戦の舞台は例年通り、西部・ペニシェ「Supertubos」で3月6日〜16日に開催。
WSGに参加した選手はハワイ、プエルトリコ、ポルトガルとほぼ休みがないハードスケジュールとなる。
WSGで早期敗退した五十嵐カノアはすでにポルトガル入りしているとのこと。
CTではサンセットビーチでの2位でポイントを稼ぎ、ランキング6位に浮上。
同じくWSGで日本代表として戦ったコナー・オレアリーは5位と良い位置にいる。
ペニシェで15回目の開催
ポルトガルの首都・リスボンから車で約1時間のペニシェがCT開催地になったのは2009年の『Rip Curl Pro Search』が初。
2010年にはスペイン・ムンダカに変わってヨーロッパレッグのセカンドイベントになった。
フランス戦が消えた今、ヨーロッパで唯一のCTイベントになり、2024年で15回目を迎える。
静かな漁村が現在はヨーロッパで最も波に恵まれたエリアとして世界中に知られ、サーフショップが立ち並ぶようになり、年間を通して多くのサーファーが訪れるようになった。
トランクスや水着でサーフィンできたハワイ、プエルトリコとは一転、冷たい海水のポルトガルではフルスーツを着用することになる。
大西洋に面したペニシェ「Supertubos」はビーチブレイクだけに状況が刻々と変化するのが特徴。その変化に対応して戦う必要があるが、条件が揃えばビーチブレイクとは思えないハイクオリティのバレルが姿を現す。
ワイルドカードとリプレイスメント
『MEO Rip Curl Pro Portugal』のワイルドカードはメンズが国内チャンピオンのジョアキム・シャヴェス(POR)と昨シーズンのCSでヨーロッパランクトップになったマルコ・ミグノー(FRA)、ウィメンズは2023年1月に3年ぶりに開催されたWJCで優勝したフランシスカ・ヴェセルコ(POR)が獲得。
リスボン郊外、カルカヴェーロス出身のフランシスカは、昨年のCSでも強さを発揮してランキング12位とCT入りも目前に迫っている注目の若手。
ジョアキムと共にワイルドカードでのCT出場は初となる。
マルコは2019年のフランス戦にワイルドカードで出場して17位という経験がある。
なお、今イベントもジョアオ・チアンカ(BRA)は怪我で欠場。
リプレイスメントとしてジョアン・ドゥルー(FRA)が出場する。
CT引退のカリッサが抜けた後のスポットはソフィ・マックロック(AUS)が入る。
ポルトガルと日本の時差は9時間。
日本が9時間進み、現地時間3月6日の朝8時は日本の同日夕方5時。
MEO Rip Curl Pro Portugal Women’s Opening Round Matchups:
HEAT 1: Caitlin Simmers (USA), Isabella Nichols (AUS), Alyssa Spencer (USA)
HEAT 2: Molly Picklum (AUS), Luana Silva (BRA), Sophie McCulloch (AUS)
HEAT 3: Caroline Marks (USA), Gabriela Bryan (HAW), Francisca Veselko (POR)
HEAT 4: Bettylou Sakura Johnson (HAW), Lakey Peterson (USA), Sawyer Lindblad (USA)
HEAT 5: Johanne Defay (FRA), Tatiana Weston-Webb (BRA), India Robinson (AUS)
HEAT 6: Tyler Wright (AUS), Brisa Hennessy (CRC), Sally Fitzgibbons (AUS)
MEO Rip Curl Pro Portugal Men’s Opening Round Matchups:
HEAT 1: Connor O’Leary (JPN), Jake Marshall (USA), Cole Houshmand (USA)
HEAT 2: Barron Mamiya (HAW), Imaikalani Devault (HAW), Deivid Silva (BRA)
HEAT 3: Griffin Colapinto (USA), Callum Robson (AUS), Kelly Slater (USA)
HEAT 4: John John Florence (HAW), Jacob Willcox (AUS), Marco Mignot (FRA)
HEAT 5: Ethan Ewing (AUS), Rio Waida (INA), Joan Duru (FRA)
HEAT 6: Jack Robinson (AUS), Crosby Colapinto (USA), Joaquim Chaves (POR)
HEAT 7: Jordy Smith (RSA), Matthew McGillivray (RSA), Kade Matson (USA)
HEAT 8: Kanoa Igarashi (JPN), Seth Moniz (HAW), Eli Hanneman (HAW)
HEAT 9: Ryan Callinan (AUS), Miguel Pupo (BRA), Ramzi Boukhiam (MAR)
HEAT 10: Leonardo Fioravanti (ITA), Gabriel Medina (BRA), Samuel Pupo (BRA)
HEAT 11: Ian Gentil (HAW), Italo Ferreira (BRA), Caio Ibelli (BRA)
HEAT 12: Yago Dora (BRA), Liam O’Brien (AUS), Frederico Morais (POR)
WSL公式サイト
http://www.worldsurfleague.com/
(空海)