現地時間5月4日、サーフシティ・エルサルバドルを舞台としたジュニアの世界選手権、『ISA World Junior Surfing Championship』が初日を迎え、ライト、レフト共にあるラ・ボカナでU18ボーイズのR1、32ヒート中のH27まで。
ライトのポイントブレイク、エル・スンザルでU16ガールズのR1の24ヒート全てが進行した。
波乗りジャパンは全てR2へ
初日の日本代表「波乗りジャパン」、U18ボーイズは小野里弦、長沢侑磨、渡邉壱孔。
U16ガールズは高橋花音、森舞果、石井有沙が登場して全ての選手がR2行きを決めた。
初日は特に長沢侑磨、高橋花音がスコアを伸ばしていた。
大会2日目はU18ガールズに池田美来、清水ひなの。
U16ボーイズに髙井汰朗、足立海世が登場。
松野杏莉、岡野漣は翌日のヒートになる。
2連覇を狙うブラジル
2023年のブラジル大会で2003年以来、2度目の国別金メダルを獲得したブラジル。
この日はU18ボーイズでラファエル・バルボサ、リクソン・ファルカン、ルアン・フェレイラ。
U16ガールズでアウロラ・リベイロ、ルアラ・マンデッリ、マリア・エドゥアルダが戦い、全てR2行きを決めている。
ハイエストはフランス代表
初日のハイエストスコアはフランス代表の13歳、ティヤ・ゼブロウスキが出した9.70。
トータルでも17.10と圧倒的なライディングを披露した。
「ハイスコアを出せて嬉しい。次のヒートの自信になるわ。9ポイントとは分からず、6ポイント程度だと思っていたの。もっと良いサーフィンができると思うわ。今年は両クラスに出場しているので、目標は二つの金メダルよ。できると思う。ヒートが沢山あるので、難しいだろうけど、自信はあるわ」
2022年のエルサルバドル大会、U16ガールズで4位となり、クーパーメダルを獲得したティヤ。
当時11歳だった彼女の体格は2年で倍に成長。サーフィンのラインも太くなっている。
また、ハワイのスカイ・スート、オーストラリアのジギー・マッケンジーもU16ガールズでスコアを出した選手。
14歳のスカイは二つの8ポイントでトータル16.80。ゴールドコーストのCSトライアルから本戦に勝ち上がったジギーも二つの8ポイントを出してティヤ、スカイに続く3位のトータルスコアを揃えていた。
U18ボーイズはペルー代表が唯一の8ポイント
32ヒート中、27ヒートが進んだU18ボーイズはペルーのマリアノ・モウガーがラ・ボカナのレフトで強烈なフロントサイド、唯一の8ポイント台となる8.17と7.33を揃え、トータルでも15.50とU18ボーイズのハイエストを独占した。
「2番目の波で出た8.17は凄く良い感じだったね。2つのターンのコンボを揃えたおかげで後は少しリラックスできたよ。最初のヒートは緊張する。ペルー代表の一員になれて嬉しい。夢のようだよ」
その他、2022年のエルサルバドル大会のU16ボーイズのメダリスト、フランスのイニゴ・マディナ。ハワイのルーク・テマは今回U18ボーイズに参加。
経験を積んだルークは最初からペースを上げずにミドルスコアを2本揃えてラウンドアップを決めている。
「ちょっと難しかったね。ヒート全体でポジションが少しずれていた感じがしたけど、最初に小さい波を2本乗れて勝つことができた。嬉しいね。2022年の時にいきなりペースを上げてスタートをしなくても大丈夫だと学んだ。イベント全体で徐々にペースを上げて、最後に最高のヒートをすることが理想的だと考えている」
1週間に渡る長い戦いはまだ始まったばかり。
特に早いラウンドは強豪国にとってウォーミングアップ的なラウンドになる。
コンテスト2日目は5月5日朝7時(日本時間同日の22時)にスタート予定。
スケジュールは以下。
ISA公式サイト:https://www.isasurf.org/
(空海)