サーフシティ・エルサルバドルで開催中の『ISA World Junior Surfing Championship』は大会2日目。
現地時間5月5日は新しいウネリが入り、公式4-6ftレンジから8ftのセットも入るエキサイティングな1日になった。
ラ・ボカナでU18ボーイズのR1、残りヒート終了後にU18ガールズのR1が24ヒート中のH22まで進行。
エル・スンザルではU16ガールズのR1、残りヒート終了後にU16ボーイズの32ヒート中のH23まで進行した。
2日目も波乗りジャパンは全てラウンドアップ
初日のU18ボーイズ、U16ガールズで全ての選手がR2行きを決めた日本代表「波乗りジャパン」
大会2日目はU18ガールズの池田美来、清水ひなの、U16ボーイズの髙井汰朗、足立海世が全てトップ通過でR2へ
特に髙井汰朗はU16ボーイズの2番目のヒートスコアとなる15.06を出して注目を集めていた。
U18ガールズの松野杏莉、U16ボーイズの岡野漣は翌日のヒートになる。
2023年リオ大会の金メダリストが最高のスタート
U16ボーイズではハワイのタイガー・アブボが同クラスのハイエストスコアとなる9.00を出した。
また、スペインのアレホ・バリドが8.87とタイガーに続くスコアを出した一方、ヒートスコアではイタリアのミケーレ・スコッパが14.83、アルゼンチンのティアゴ・パッセリが14.67を出していた。
U18ボーイズのR1の残りヒートには2023年リオ大会のU16ボーイズの金メダリスト、ハンス・オドリオゾラ(ESP)が登場して同クラスのハイエストヒートスコア、15.67を出して2連覇に向けて最高のスタートを切った。
「最高に嬉しいね。2つの良い波に乗り、自分がしたいようにサーフィンすることができて、最高だよ。ここの波は本当に良くて、自分のやりたいことがなんでもできる。大好きな波だし、気分も良いね。ISAイベントは自分に合っていると感じる。最初のヒートを勝ち抜けて嬉しい。再びファイナル進出を目指すよ」
なお、U18ガールズでは両クラス出場で、前日のU16ガールズR1で9.70を出していたフランス代表の13歳、ティヤ・ゼブロウスキが9.17を出していた。
スペインのアネット・ゴンサレス・エチャバリもティヤに並ぶ9.17をスコアしていた。
パリ五輪出場を決めたニカラグアのカンデラリア
8歳からISAイベントに参加しているニカラグアのカンデラリア・レサノはすでに14回もISAイベントに参加しており、最多出場記録を更新する可能性も持っている。
2023年リオ大会のU18ガールズの銅メダリストでもある彼女は18歳でジュニア最後の大会となる。
この日は同クラスのハイエストヒートスコア、16.24を記録した。
「スコアをまとめることができて本当によかったわ。自分のサーフィンに自信を持ってヒートに挑み、ただ自分のサーフィンをしたかった。波が素晴らしかったので、勝敗に関係なく、楽しみたかったわ。今後のオリンピックのために大会モードに入りたい」
カンデラリアは4月末にパリ五輪のユニバーサリティ枠を得たばかりでエルサルバドル入りしている。
また、2024年WSGでパリ五輪行きを決めた中国のスーチー・ヤンもラ・ボカナのレフトでパワフルなバックハンドを披露して8.33を出していた。
コンテスト3日目は5月6日朝7時(日本時間同日の22時)にスタート予定。
スケジュールは以下。
ISA公式サイト:https://www.isasurf.org/
(空海)