現地時間6月8日、CT第7戦『Surf City El Salvador Pro』は3日目を迎え、ウィメンズのQFからスタート。
完璧な波で行われた4ヒート終了後、風と潮回りの影響で中断され、夕方までウェイティングの末に残りヒートは翌日以降に持ち越しになった。
向こう4日間の予想ではコンスタントにウネリは続くものの、翌日の9日のみ終日オフショアなので、ファイナルデイの有力候補だろう。
ブリッサが敗れ、ケイトリンが勝ち上がる
PHOTO:© WSL/Aaron Hughes
エルサルバドルを入れると残り3戦になったファイナル5の争い。
ウィンメンズではトップ5全てがQFに残っていたが、この日はトップのブリッサ・ヘネシー(CRI)、3位のモリー・ピックラム(AUS)、4位のジョアン・ディファイ(FRA)が姿を消し、2位のケイトリン・シマーズ(USA)、5位のキャロライン・マークス(USA)がSFに進出した。
PHOTO:© WSL/Aaron Hughes
今年から導入されたライブランキングによるとすでにケイトリンがトップに立ち、ブリッサは2位にダウン。
ブリッサを倒したサクラことベティルー・サクラ・ジョンソン(HAW)は8位から7位に浮上している。
元CT選手のロス・ウィリアムスのコーチの元で戦っているサクラはパワフルなライディングで6ポイントを2本揃え、トータル13.26でシーズン2度目のSFに進んだ後、「イエロージャージのブリッサは素晴らしいサーファーよ。スマートにヒートをこなさないと勝算はないと思ったわ。最初のヒートのリベンジを果たし、SFに進めて嬉しい。シンプルに勝ちたかった。ロスとは波を厳選してプレッシャーを感じないようにサーフィンしようと話したのよ。ここ数戦の結果が厳しかったので、調子が良いボードでそれを取り返すことができて嬉しいわ」と話した。
スレーターデザインからジョン・ジョンのボードを削るパイゼルに乗り換えているサクラ。
サンセットビーチで成し遂げた初のファイナル進出まで残り1ヒート。
更にもう一つ勝てば念願の初優勝とファイナル5行きにも近くなる。
ハイエストはガブリエラ・ブライアン
この日のハイエストスコアはモリー・ピックラム(AUS)と対戦したガブリエラ・ブライアン(HAW)の8.33。
ハワイアンらしいビッグマニューバーでスコアを出し、ランキングも6位に浮上した。
「最初の競り合いに勝ってポジティブなスタートを切りたかったので、それができて嬉しかったわ。連続で6ポイントのライドを2本決めた後、もっと良いスコアを狙って波を待つ必要があった。最後の8ポイントのライドでミスせずに良かった。モリーとは年が一緒なの。この世界最高の波を二人でシェアできるなんてプロサーファーとして夢のような日が続いているわ。素晴らしい経験よ」
ネクストコールは現地時間6月9日の6時15分で6時35分にスタート予定。
日本時間同日の21時35分スタート予定。
Surf City El Salvador Pro Presented by Corona Women’s Semifinal Matchups:
HEAT 1: Caitlin Simmers (USA) vs. Gabriela Bryan (HAW)
HEAT 2: Bettylou Sakura Johnson (HAW) vs. Caroline Marks (USA)
Surf City El Salvador Pro Presented by Corona Men’s Quarterfinal Matchups:
HEAT 1: Joao Chianca (BRA) vs. Gabriel Medina (BRA)
HEAT 2: Jack Robinson (AUS) vs. Yago Dora (BRA)
HEAT 3: John John Florence (HAW) vs. Crosby Colapinto (USA)
HEAT 4: Matthew McGillivray (RSA) vs. Jordy Smith (RSA)
WSL公式サイト
http://www.worldsurfleague.com/
(空海)
