PHOTO: © WSL/Ed Sloane

「CTはフィジーがまもなくスタート。そして来シーズンCTはアブダビ追加」 – F+

F+(エフプラス)

いよいよ後半戦の最終、ファイナルファイブが決まるフィジーがまもなくスタートする。
男女ともトップのジョンジョンとケイトリン・シマーズはすでにファイナルファイブが決まっているけど、残り4枠はフィジーで決まる。

しつこいようだけど、ファイナルファイブという馬鹿げたシステムがなければ、男女ともにほぼチャンプ確定ぐらい離れているわけだけど、これがねぇ、わからんわけでしょ。
ワールドチャンピオンでゴールドメダリストのキャロライン・マークスが2位につけているので、昨年同様ファイナル5で逆転タイトル2連覇とかあるんだったら、もう本当に何のために1年間ピリピリやってるんだって話なわけで、ほんと好きになれないこのシステム。

(ケリー・スレーター、2017年のフィジーにて)
PHOTO: © WSL/Ed Sloane

フィジーは男子のワイルドカードにケリー、女子はジョシュ・カーの娘シエラが入っていて、なんか隔世の感がある。まぁ、私がツアー回っていたころのツアー内保育所にいた面々がツアーに顔を出すようになったということだな。過去何度かクオリファイしたイアン・ゴウベイア(ファビオの息子)も現在CSトップで、すでにリクオリファイを決めている。
クオリファイ圏内の9位にランキングがあってちょっと期待のかかった大原洋人は、USオープンを取りこぼしてランキングを15位まで下げた。でもまだ2試合あるのでそれ次第という所にはいるわけだけど、旧知の外人メディアからは日本ってもう10年以上ヒロト・オーハラしか出てきていないけど、ぶっちゃけどうなってるの? とよく聞かれる。でも、それは私が聞きたいぐらいだ。ぶっちゃけもなんも、外人メディアが目にするリザルツでは他が引っ掛からないのは事実で、今やQSとか気にされてないからな。CSで名をあげてナンボみたいな世界になっていて、厳しい限りだ。

© Surf Abu Dhabi

そしてすでに来シーズンの話がニュースに上がってきていて、2025年のツアーにアブダビのケリーのプールが入ることになった。

スナッパーロックスもCTに復活、フィジーも戻ってなんかちょっと変化がありそうな2025年ツアーだ。
アブダビというのはUAE、アラブ首長国連邦の7つの首長国のうちのひとつで、経済の中心とも言われているドバイ(英語だとデュバイ、バにアクセントなので、デュバーイの感じ)、のすぐ近くで、アラビア湾のビーチ、地平線の見渡せる砂漠など、異世界感たっぷり、ドバイ同様お金持ち感たっぷりなイメージ。イスラム圏なのでお酒飲めないけど、海外からの移住者や観光客は決められた場所で飲めるらしい。元UAE駐在で現日本駐在という外国人の友人は、家で密造酒とか作ってた笑い話をよくする。
アブダビかぁ。もちろん行かないですけど。
でもまぁ、プールとなるとカリフォルニアだろうがアブダビだろうが同じルックスなので、まったく違和感ないんだろうな、とは思う。施設内なわけだし、波は同じだろうし。

F+編集長つのだゆき

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