オープンウィメンで池田美来、U18ボーイズで髙井汰朗、U18ガールズで石井有紗が金メダルを獲得!2024年『ASF ASIAN SURFING CHAMPIONSHIPS』

8月17日〜24日にモルディブのコークスポイントで『ASF ASIAN SURFING CHAMPIONSHIPS』が開催された。
これは2019年に設立されたASFことアジアサーフィン連盟のコンテストで、2026年9月19日〜10月4日に日本の愛知・名古屋で開催される第20回アジア競技大会のサーフィン競技の選考大会も兼ねている。

日本は昨年に個人で11個のメダルとチーム戦でのメダルを獲得。
団体では金メダルを獲得してアジアの頂点になっていた。

オープンウィメンで池田美来が優勝

コカコーラの工場があることで名付けられたコークスポイントはライトのポイントブレイクで、条件が揃えば絵に描いたようばバレルを形成するモルディブでも人気のポイント。
昨年は渡邉壱孔が2本のパーフェクト10を出すなどグッドコンディションに恵まれていたが、今年はマニューバー勝負になった。

最初に終了したオープンクラスではウィメンで池田美来、松野杏莉が序盤からスコアを伸ばしてワンツーフィニッシュを決め、金メダル、銀メダルを獲得。
3位はパリ五輪にも出場していた中国のスーチー・ヤン、4位はインドネシアのタイナ・アンヘル・イスキエルドが入った。

メンは渡邉壱孔、金沢太規がファイナル進出を決めたが、序盤に8ポイント台を出したパジャル・アリヤナ、マデ・ジョイ・サトリアワンの2人のインドネシア勢が主導権を握った。
結局、この2人のトップ争いとなり、終了間際に7.00を出したパジャルが優勝を決めた。
渡邉壱孔はオープンメンで昨年よりも一つ順位を上げて3位で銅メダルを獲得。

U18ボーイズは髙井汰朗が優勝

U18ボーイズは髙井汰朗、足立海世がファイナル進出。
昨年、同クラスで3位と4位だった2人はフィリピン、中国代表と戦い、まずは足立海世が8.00のハイスコアを出して他を圧倒。ミドルスコアを2本揃えた髙井汰朗とのトップ争いになった。バックアップスコアを伸ばした足立海世が逆転する場面もあったが、髙井汰朗はエアーリバースで7.17。更に9.33とスコアを伸ばして足立海世を引き離し、優勝を決めた。
足立海世は2位となり、U18ボーイズは日本代表のワンツーフィニッシュ。
金メダル、銀メダルを獲得した。

U18ガールズもワンツーフィニッシュ

U18ガールズは石井有紗、馬場心がファイナル進出。
これで日本代表は全てのクラスでファイナルをメイクしたことになる。

U18ボーイズ同様に日本代表がトップ争いをしたファイナル。石井有紗が1本目で8.83を出して主導権を握り、6.83をスコアした馬場心が追う形で進行。バックアップスコアを伸ばす戦いとなったヒート後半、一時馬場心がトップを奪う場面もあったが、石井有紗が逆転に成功して金メダルを獲得。
馬場心が2位で銀メダルを獲得した。

日本代表は最後に行われたチーム戦(渡邉壱孔、高井汰朗、足立海世、池田美来)の『Maruhabaa Cup』でもインド、中国、台湾を相手に優勝。
金メダルを獲得した。

『ASF ASIAN SURFING CHAMPIONSHIPS』結果
オープンメン
1位 パジャル・アリヤナ(INA)
2位 マデ・ジョイ・サトリアワン(INA)
3位 渡邉壱孔(JPN)
4位 金沢太規(JPN)

オープンウィメン
1位 池田美来(JPN)
2位 松野杏莉(JPN)
3位 スーチー・ヤン(CHN)
4位 タイナ・アンヘル・イスキエルド(INA)

U18ボーイズ
1位 髙井汰朗(JPN)
2位 足立海世(JPN)
3位 トロイ・エスペホン(PHL)
4位 チェンジェン・ワン(CHN)

U18ガールズ
1位 石井有紗(JPN)
2位 馬場心(JPN)
3位 ハナ・スリ・ジャブリック(INA)
4位 ヤオメイ・ウー(CHN)

大会HP:https://www.msasurf.org/asc24/
アジアサーフィン連盟HP:https://asiansurfing.org/

(空海)

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