今年で4年目となるレギュラーシーズンのトップ5によるワールドタイトルを決めるイベント『WSL Finals』
2024年は日本の自動車メーカー、「Lexus」がスポンサーとなり、9月6日〜14日の期間に最も良い1日を利用して行われる。
舞台は4年連続となるカリフォルニアのローワー・トラッセルズ。
このフォーマットには賛否両論あるが、来年は会場がフィジーに変更になることが決定しているため、例年よりもエキサイティングな結末になるだろう。
ファイナル5とフォーマット
ファイナル5進出の10名は、少なくとも今年で2回目以上の出場となる強者が大半。
3名がワールドチャンピオンでもある。
更に全員がオリンピアンで、4名がメダリスト。
レギュラーシーズンのランキングによってシードはあるが、誰がタイトルを獲得してもおかしくないメンバーだ。
ウィメンズサイドはモリー・ピックラム(AUS)、タティアナ・ウェストン・ウェブ(BRA)のヒートから始まり、勝者がブリッサ・ヘネシー(CRI)と戦う。
次に待ち受けるのは2023年のワールドチャンピオン、キャロライン・マークス(USA)で、トップシードはケイトリン・シマーズ(USA)
メンズサイドはイーサン・ユーイング(AUS)と2019年のワールドチャンピオン、イタロ・フェレイラ(BRA)のヒートから始まり、ジャック・ロビンソン(AUS)、グリフィン・コラピント(USA)とシードが上がり、トップシードはジョン・ジョン・フローレンス(HAW)
ジョン・ジョンがワールドタイトルを決めた2016年、2017年はまだ『WSL Finals』以前で、10名の内で唯一の初のファイナル5入りとなる。
なお、今年の『WSL Finals』も同じフォーマットを採用。
最初の3ヒートは1本勝負。
トップシードとの最終決戦のみ3本勝負で2本先取した先取がワールドタイトルを獲得する。
ローワー・トラッセルズとファンイベント
WSLのお膝元であるカリフォルニアにあるローワー・トラッセルズは過去数十年に渡ってCTの会場として使用され続けている。
玉石の上で割れるマシンブレイクはサーフィンのスケートパークと称されるほどで、エアリアル、フルレールターンがシームレスに繋がるとスピード、パワー、フローというジャッジクライテリアからハイスコアが出る。
通常はライトがハイスコアに結び付きやすいが、2021年に『WSL Finals』で3度目のワールドタイトルを獲得したガブリエル・メディナ(BRA)のようにレフトもポテンシャルがある。
なお、今年は新たな試みとして9月3日の夜に「Surf Night」と称したファンイベントが開催される。
10名の選手が参加してサイン会やライブなどを行う予定。
WSL公式サイト
http://www.worldsurfleague.com/
(空海)