全6戦で争われる2024年CSの最終戦『Corona Saquarema Pro』が10月12日〜20日にブラジル・サクアレマのプライア・デ・イタウナで開催される。
CTクオリファイの条件はメンズ10名、ウィメンズ5名。
すでにメンズはサミュエル・プーポ(BRA)、イアン・ゴーベイア(BRA)、アレホ・ムニーツ(BRA)が確定しており、残り7枠。
ウィメンズはサリー・フィッツギボンズ(AUS)、ベラ・ケンワーズィ(USA)、イザベラ・ニコルス(AUS)が確定しており、残り2枠。
『Corona Saquarema Pro』はヒート毎に感情が交錯することになるだろう。
返り咲きを目指すルアーナ
ウィメンズは現在、4位と5位のエリン・ブルックス(CAN)、ナディア・エロスタルベ(EUK)に最もクオリファイのチャンスがあるが、クオリファイライン下にはヴァヒネ・フィエロ(FRA)、ヨランダ・ホプキンス・セケイラ(POR)、ブロンテ・マコーレー(AUS)、ルアーナ・シルヴァ(BRA)、アリッサ・スペンサー(USA)と強豪が揃っている。
ルアーナは昨年のブラジル戦の結果でランキング6位となり、僅か一つの差でクオリファイを逃したが、カリッサ・ムーアの引退により、繰上げでCT入り。
しかし、ミッドシーズンカットでCS落ち。その後にパリ五輪に出場とアップダウンの大きなシーズンだった。
「サクアレマに戻れて本当に嬉しい。ブラジルは私の第二の故郷で、いつもここに戻ってくるのが楽しみよ。街も人々も大好きで、食べ物も美味しい。波も最高なので、本当にホームにいるような気分。CTクオリファイのチャンスがあることは分かっているけど、自分にあまりプレッシャーをかけず、ベストを尽くしてツアーに戻れるように頑張りたい」
8年ぶりに返り咲いたアレホ
世界中の完璧な波を巡るCTはコンペティターにとって夢のツアー。
しかし、その門は狭く、前戦のポルトガルでクオリファイを確定させた元CT選手のアレホは8年を要した。
「ポルトガルに向かうとき、出場権を得るチャンスがあることは分かっていた。ツアーを離れてから毎日必死に取り組んできたし、頭の中は常にツアーに戻ることだったよ。公式に出場権を獲得した瞬間、感情が抑えきれなくなった。友人たちも一緒にいてくれたので、それが更にに特別なものになったのさ」
大原洋人のクオリファイの条件は?
『Corona Saquarema Pro』には、大原洋人、伊東李安琉、西慶司郎、大音凛太、安室丈。
都筑有夢路、松岡亜音、脇田紗良、都築虹帆、野中美波と10名の日本人選手が出場する。
その中でクオリファイのチャンスがあるのは17位の大原洋人のみ。
大原洋人はゴールドコーストでの開幕戦9位、南アフリカでの第3戦で5位に入っている。
クオリファイの条件はQF以上メイクが最低条件。
あとは他選手の結果にも左右される。
日本とサクアレマとの時差は12時間。
ファーストコールは現地時間10月12日7時(日本時間同日19時)
ライブ中継はWSL公式サイト、公式YouTube、公式アプリで配信予定。
WSL公式サイト
http://www.worldsurfleague.com/
(空海)