PHOTO:© WSL/Laurent Masurel

【開幕直前情報】CT第3戦『MEO Rip Curl Pro Portugal』

ポルトガル西部・ペニシェ「Supertubos」を舞台としたCT第3戦『MEO Rip Curl Pro Portugal』が現地時間3月15日に開幕する。

最新の波予報によるとイベント前に入った大きなウネリが残り、コンディションも良い予想。
ウェイティングピリオド初日にスタートする可能性が高い。

日本とポルトガルの時差は9時間で、日本時間同日17時にスタートが予定されている。

ケイトリンとイタロが意気込みを語る

PHOTO:© WSL/Laurent Masurel

現地では『MEO Rip Curl Pro Portugal』開幕を前にカレントリーダーの二人とタティアナ・ウェストン・ウェブ(BRA)、ワイルドカードのフレデリコ・モライス(POR)を招いてプレスカンファレンスが行われた。

ウィメンズのトップ、カリフォルニアのケイトリン・シマーズはハワイでの開幕戦で2位、アブダビでの第2戦で優勝した勢いをポルトガルでも維持してリードを広げることを目指している。
ポルトガルは2023年のルーキーイヤーにCT初優勝をした記念すべき場所でもある。

Opening Roundでは妊娠16週間目のジョアン・ディファイ(FRA)、イベントワイルドカードのヨランダ・ホプキンス(POR)と対戦する。

「ここにいる理由は、競技が大好きだからよ。だから、ここで最高の結果を残したい。ポルトガルは大好き。毎朝コーヒーを飲んで、ペイストリーを楽しんでいる。全てが素晴らしいわ。もちろん、波も凄い良い。温度や天気などホームに似ている部分もある」

PHOTO:© WSL/Laurent Masurel

メンズはアブダビで優勝したブラジルのイタロ・フェレイラがトップで、2018年、2019年と2年連続でポルトガル戦で優勝経験がある。

Opening Roundでは、ルーキーのジャクソン・バンチ(HAW)、ワイルドカードのフレデリコ・モライス(POR)なと対戦する。

「2014年から本当に良い思い出がある。ペニチェでは2回優勝し、素晴らしいパフォーマンスでファイナルに進出したことがあるんだ。毎回、ここに来ると温かく迎えられ、常に大きな波がある。競技の合間にも、ポルトガルでトレーニングするのが好きだよ。アブダビでの優勝で、自分のパフォーマンスに自信があり、モチベーションも高い」

挽回を図るタティアナ

PHOTO:© WSL/Manel Geada

開幕から2戦連続でRound of 16敗退と苦しいシーズンスタートとなっているブラジルのタティアナ・ウェストン・ウェブは、2022年の優勝を筆頭に4回のファイナル進出経験がある得意のポルトガルで挽回をしたいと考えている。

「ここはツアーで好きな場所の一つよ。とても特別な場所でもある。サーフィンをする者として、波や人々、食べ物。全てが好きなの。ポルトガルは世界でも好きな場所の一つ。常に素晴らしい波がある。時々、競技しているのかさえ忘れて、ただ最高の波を探しているだけのように感じる」

CT返り咲きを目指すフレデリコ

PHOTO:© WSL/Laurent Masurel

今回のワイルドカードの一人であるフレデリコ・モライスは2017年からツアーを回っていたが、2022年にミッドシーズンカットでCS落ちとなり、2023年CSランキング6位で返り咲きを果たしたが、2024年CTは再びミッドシーズンカットでCS落ちとなった。
6月から始まる2025年CSに向けて足の手術を受け、すでにコンテストに出場可能まで回復している。

「足は順調だよ。手術から3ヶ月経った。1週間半前からサーフィンを再開して良い調子だね。MEOはずっと私をサポートしてくれて、決して諦めなかった。目標はシンプル。リクオリファイを目指すこと。それが焦点さ。難しいことは分かっているけど、何度もやってきたんだ」

その他、メンズのワイルドカードはフランスのガティアン・デラヘイ。
ウィメンズのワイルドカードにはオリンピアンのヨランダ・ホプキンス(POR)が入る。

ポルトガル戦直前に怪我で欠場を発表したオーストラリアのライアン・カリナンのリプレイスメントにはQSヨーロッパリージョナルトップのフランスのジョルガン・クズィネが入る。

(恒例のRising Tides)
PHOTO:© WSL/Manel Geada
PHOTO:© WSL/Laurent Masurel

なお、WSLは新たにノンアルコールビールでトップのコロナ・セロと4年間の新たなパートナーシップを発表した。
WSLにとって初のノンアルコールビールブランドとのグローバルパートナーシップとなり、8年間のコロナとのパートナーシップに続くものである。
コロナブランドの精神を維持しながら法的飲酒年齢以下のアスリートとファンにも選択肢を提供する。

『MEO Rip Curl Pro Portugal』のファーストコールは現地時間3月15日7時30分(日本時間同日16時30分)で、30分後に開始予定。
ライブ中継はWSL公式サイト、WSL公式YouTubeで配信される。

WSL公式サイト
http://www.worldsurfleague.com/

MEO Rip Curl Pro Portugal Presented by Corona Cero Women’s Opening Round Matchups: 
HEAT 1: Caroline Marks (USA) vs. Lakey Peterson (USA) vs. Sally Fitzgibbons (AUS)
HEAT 2: Molly Picklum (AUS) vs. Erin Brooks (CAN) vs. Luana Silva (BRA)
HEAT 3: Caitlin Simmers (USA) vs. Johanne Defay (FRA) vs. Yolanda Hopkins (POR)
HEAT 4: Brisa Hennessy (CRC) vs. Vahine Fierro (FRA) vs. Isabella Nichols (AUS)
HEAT 5: Tyler Wright (AUS) vs. Gabriela Bryan (HAW) vs. Bella Kenworthy (USA)
HEAT 6: Tatiana Weston-Webb (BRA) vs. Sawyer Lindblad (USA) vs. Bettylou Sakura Johnson (HAW)

MEO Rip Curl Pro Portugal Presented By Corona Cero Men’s Opening Round Matchups: 
HEAT 1: Barron Mamiya (HAW) vs. Cole Houshmand (USA) vs. Edgard Groggia (BRA)
HEAT 2: Rio Waida (INA) vs. Crosby Colapinto (USA) vs. Marco Mignot (FRA)
HEAT 3: Griffin Colapinto (USA) vs. George Pittar (AUS) vs. Ian Gentil (HAW)
HEAT 4: Jack Robinson (AUS) vs. Liam O’Brien (AUS) vs. Gatien Delahaye (FRA)
HEAT 5: Ethan Ewing (AUS) vs. Seth Moniz (HAW) vs. Jorgann Couzinet (FRA)
HEAT 6: Italo Ferreira (BRA) vs. Jackson Bunch (HAW) vs. Frederico Morais (POR)
HEAT 7: Yago Dora (BRA) vs. Joel Vaughan (AUS) vs. Samuel Pupo (BRA)
HEAT 8: Jordy Smith (RSA) vs. Ramzi Boukhiam (MAR) vs. Alan Cleland (MEX)
HEAT 9: Jake Marshall (USA) vs. Connor O’Leary (JPN) vs. Imaikalani deVault (HAW)
HEAT 10: Filipe Toledo (BRA) vs. Ian Gouveia (BRA) vs. Alejo Muniz (BRA)
HEAT 11: Kanoa Igarashi (JPN) vs. Joao Chianca (BRA) vs. Matthew McGillivray (RSA)
HEAT 12: Leonardo Fioravanti (ITA) vs. Miguel Pupo (BRA) vs. Deivid Silva (BRA)

(黒本人志)

この記事に 関連するタグ

※当サイト内の文章・画像等の内容の無断転載及び複製等を禁じます。