(番狂わせの敗退を喫したイタロ・フェレイラ) PHOTO: © WSL/Cait Miers

「ベルズは朝イチの番狂わせが起こった」 – F+

F+(エフプラス)

ラウンド32の残りやってる頃はまだよかったんだけど、昼ぐらいからものすごい雨降ってきて、敗北(笑)。家でネット観戦でした。

朝イチの番狂わせというか、まぁありがちだったのは、イタロの敗北。しかもほぼいいところなし。間違いなくプレッシャーだと思う。ビーチのみんなはザビアサポーターなわけで、それって超アウェイというか世界中が自分の敵みたいな話で、昔よくケリーがくらってたやつ。ローカルワイルドカードとやるってけっこうリスキーなんだよ、とよく言ってたっけ。特にここベルズはものすごい波に癖があって、合う人と合わない人が昔からはっきりしてる場所で、ローカルノーリッジがモノを言う。もうね、そうなると先行されると命取りだな。イタロはけっして悪いわけじゃなかったけど、波選びも違ったし、イタロらしくないワイプアウトも連発してて、なんか変な感じだった。対するザビアは早々に選んだセットの波をしっかりメイクして7.33スタート。そうなっちゃうとね、気分的に重くなっちゃうよね。それでもイタロなら行けるかなとは思うものの、ビーチ全体が相手の味方で自分の敵みたいなムードとなると、なかなか行けなかったな。

(グリフィン・コラピント) PHOTO: © WSL/Ed Sloane

そのザビアも次のラウンドでは立場逆転な感じでグリフィンに先行されて、押しやられた。グリフィンはハーフカット線上のギリにいるわけだけど、今シーズン決して調子が悪いわけでも、サーフィンがダメなわけでもなく、ただただひたすら運が悪い、みたいなかわいそうな感じなので、そろそろ神様もバランスとってくれるのかと(笑)。

(ジェイク・マーシャル) PHOTO: © WSL/Cait Miers

ラウンド32で素晴らしいレールワークを見せたのはジェイク・マーシャル。いやぁ、チアンカとのヒートの彼のレールワークはパーフェクトだったと思う。お手本中のお手本的な。ついつい、うめぇな、こいつ、とつぶやいてしまった。
そしてもうひとり、ラウンド16のイーサン・ユーイング。アンストッパブル、勢いはダントツ。どこまでこのペースを保てるかだけ。すごすぎてお手本にならない(笑)。爆発感継続中。優勝すればイエロージャージだもんな。そりゃ燃えるってもんだわ。

(イーサン・ユーイング) PHOTO: © WSL/Cait Miers

イーサン、ジョーディ2強。でもこのふたりは勝ち上がればセミで当たる。モーガン、グリフィン、なんならフィリッペも対抗馬……かなぁ。でもなんかスペシャルではないけど淡々と集中してやれてるのがジャック・ロビンソンかと思う。フィリッペ倒せば行くかもね。

明日も波は良さそうで、今日の続きは多分やるだろうし、行けるとこまで行きましょうってところだと思う。男女合わせて17ヒート残りなので、波が続けば最後まで行けるし、行けるなら行っちゃいたいんだろうと思う。
ただね、今も雨ガンガンなので、できれば雨は今夜中に終わってほしい。近年メディアは冷遇されてるので、会場内では逃げ場ないから(笑)。

F+編集長つのだゆき

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