現地時間4月27日、オーストラリア・ベルズビーチを舞台としたCT第5戦『Rip Curl Pro Bells Beach』が終了!
連日快進撃を続けていた日本の五十嵐カノアがSFでワイルドカードのモーガン・シビリック(AUS)をクレバーな戦略で下し、最後にジュニア時代からの親友であり、ライバルでもあるロボことジャック・ロビンソン(AUS)と対戦。
波数が少なく、オンショアで難しいコンディション。カノアは序盤からプライオリティがない状態でも積極的に波に乗り、6ポイント台を2本まとめると後半に7.17とハイスコアを上げてロボを追い込む。
ロボはニード7.50のシチュエーション。
ラスト10分を切ってからやっと良いセットを掴んだロボはねじり込むようなパワフルなターンとバリエーション、フィニッシュのレイバックも決めて7.77と逆転に成功。
一気に会場の空気はロボに変わってしまう。
カノアのニードスコアは6.98。
プライオリティを持ち、良いセットが入れば返せる数字だが、無情にもチャンスは訪れず、2019年のクラマス戦以来、CT通算2度目の優勝は次の機会にお預けとなった。
ファイナルデイの詳細はのちほど!
『Rip Curl Pro Bells Beach』結果
1位 ジャック・ロビンソン(AUS)
2位 五十嵐カノア(JPN)
3位 モーガン・シビリック(AUS)、グリフィン・コラピント(USA)
5位 イーサン・ユーイング(AUS)、ジョーディ・スミス(RSA)、サミュエル・プーポ(BRA)、ジェイク・マーシャル(USA)
ウィメンズ
1位 イザベラ・ニコルス(AUS)
2位 ルアーナ・シルヴァ(BRA)
3位 ブリッサ・ヘネシー(CRI)、タイラー・ライト(AUS)
5位 レイキー・ピーターソン(USA)、サリー・フィッツギボンズ(AUS)、ガブリエラ・ブライアン(HAW)、ベティルー・サクラ・ジョンソン(HAW)
WSL公式サイト
http://www.worldsurfleague.com/
(黒本人志)