以前にお伝えしたウェイブプールよりもパーフェクトかもしれないポルトガルでのタンカーサーフィン
他にも世界各国にはいくつかのタンカーサーフィンを楽しめる場所がある。
原理的には近年トレーニングの新しい形として注目されているボートサーフィンと同じで、フェリーの移動によって起こった波を利用する。
今回紹介する場所はNY。
ナビゲートするのはある意味サーフィン界で最も有名なユーチューバー、JOBことジェイミー・オブライエン。
毎回、奇想天外な動画で楽しませてくれる彼だが、今回はタンカーサーフィンが出来る場所があると聞きつけ、アメリカ東部へ。
現地ではニュージャージーローカルでユーチューバーでもあるベン・グレイビーと行動を共にする。
映画タイタニックのテーマ曲で始まる今回の旅。
ハワイからニュージャージーまでは約11時間のフライト。
常夏のハワイから一転して凍えるような寒さのニュージャージーに到着後、ダウンジャケットを着込んで空港までピックアップしてきたベンのバンで海に直行。
ベンが案内したニュージャージーのビーチブレイクはダンパーながらバレルもある極上の波。
それも無人。
「誰がニュージャージーの波は最悪だと言ったんだ?」と叫ぶJOB。
この時期のニュージャージーの水温は約8℃。
ヘッドキャップ着用のフル装備でまずはシリアスなセッションを楽しむ。
ベンのロゴ入りのバンでニュージャージーを後にしたJOBクルーは一路NYに向かう。
奇妙なNY観光から一夜明けて最終目的地へ。
そこはタンカーの通過によってサーフィン可能な波が現れる河口。
所謂、フェリーウェイブの名所。
ニュージャージと同じフル装備でタンカーの通過を待ち受ける。
キャッチサーフでかろうじて乗れるような波は恐らくJOBが想像していた波とは違ったが、それもサーフトリップの一面。
サーフトリップで過度に波を期待するのは禁物。
それはハワイでもカリフォルニアでも、NYのフェリーウェイブでも同じ。
笑顔が絶えない20分。
どんな波でも楽しんだもの勝ちなことをJOBは教えてくれる。
(黒本人志)