自身のInstagramを見ても分かる通り、ケリー・スレーターがサーフィンの次に情熱を注いでいるスポーツはゴルフである。
2018年は米ゴルフダイジェストの名誉ある賞を獲得したことがWSLでもニュースになっていた。
F1チャンピオンのルイス・ハミルトンとも親交があるケリーはゴルフ界の著名人とも仲が良く、サーフィンに興味があるとなれば自身のウェイブプール「サーフランチ」に招待してケリー流の接待を行う。
今回の客人はオーストラリア出身のプロゴルファー、アダム・スコット。
2006年のアメリカPGAツアー、最終戦で初優勝をして世界ランキング3位。
2013年にはマスターズで初のメジャータイトルを獲得。
38歳の現在でも現役を続けている。
ケリーとは古くからの友人だ。
ケリーとアダムは2月にカリフォルニアで開催されたPGAツアー公認のプロアマゴルフ大会、『Pebble Beach Pro AM』で最初の3日間同じグループでコースを回った。
ファイナルラウンド進出を逃したアダムだったが、10歳年上でワールドツアーでの最年少記録(20歳)と最年長記録(39歳)を保持しているケリーから教訓を学んだと話している。
(ケリーは2月11日で47歳)
「記録が彼自身を物語っている。全てのスポーツの中で誰も成し遂げていない素晴らしい記録を持っているんだ。世の中には驚異的なアスリートがいるよね。ケリーと私達のスポーツのタイガー・ウッズを比較した時期もあるよ。彼らの競争力は年齢制限を超えている」
アダム・スコット
アダムのキャリアのハイライトである2013年のマスターズでの優勝。
その後、長いスランプの時期があったが、マスターズで2度目の優勝を目指している。
そんなアダムに対してケリーは多くのリスクを負うように促したと言う。
「忘れてはいけない。苦しい時でも楽しんでやるべきなんだ。ゴルフをプレーする時も、トーナメントで戦う時もね。ケリーや自分のレベルでさえ安全にプレイすることを考えてはいけない」
アダム・スコット
ゴルフでシングルハンディレベルのケリーはPGAツアーのイベントで13回の優勝経験があるアダムとのプレイを楽しんだようだ。
「プロと対戦するのは素晴らしい機会さ。私達は長年アダムを尊敬してきた。そんな彼と一緒にコースを回れるなんて、本当に特別だったよ。アダムは最も美しいスイングをする。彼のショットは理にかなっているのさ」
ケリー・スレーター
参考記事
http://www.worldsurfleague.com/posts/372504/kelly-slater-inspires-an-australian-golf-champion