現地時間3月28日、ホノルアのコンサートホール「リバブリック」で開催された『O’Neill Wave of the Winter』の授賞式でケオニ’チーズバーガー’野崎が総合優勝!?
壇上で25,000USドルの小切手を前に嬉しそうにスピーチをしている彼を見ると、そう思ってしまうだろうが、彼はある日本人の通訳としてマイクを握っただけ。
そう、その日本人とは仙台出身の松岡慧斗。
遂に映像コンテストの最高峰『O`NEILL WAVE OF THE WINTER』で総合優勝。
『Da Hui Backdoor Shootout』』でパーフェクトスコアの12ポイントをマークしたあの鳥肌が立つパイプラインのライディングが彼を世界の頂点に導いた!
昨シーズンも『Da Hui Backdoor Shootout』で活躍、『O’Neill Wave of the Winter』1月のトップとなり、総合優勝の声もあった松岡慧斗だったが、、ジェリー・ロペス(ヘッドジャッジ)、パンチョ・サリヴァン、シェーン・ドリアン、ショーン・ブライリーの4名のジャッジによる最終審査で最後に笑ったのはジョン・ジョンの弟、ネイザン・フローレンス。
今シーズンもマーク・ヒーリー、カム・リチャーズなど候補はあったものの、ビッグネームでもハワイアンでもない松岡慧斗が見事にジャッジの心を掴んだ。
過去の勝者を振り返ってもケリー・スレーター、リカルド・ドス・サントス、リーフ・マッキントッシュ、コア・ロスマン、JOB、カラニ・チャップマンと驚くようなメンバーが獲得しているこの名誉ある賞。
松岡慧斗の受賞は、’心を揺さぶる素晴らしいライディングをすれば誰にでも優勝のチャンスはある’ということを証明。
シャンパンと賞金が描かれた小切手をサプライズ演出で受賞者に届ける例年の授賞式から今年は初めて華やかな舞台が用意された『O’Neill Wave of the Winter』
まるでアカデミー賞のような授賞式で最後に名前を呼ばれた松岡慧斗はケオ二と友人に担がれて壇上に上がり、スピーチを求められるとケオ二に託し、松岡慧斗の思いを彼なりの言葉と表現で伝え、それに松岡慧斗も同意。
パイプラインで最高の波に乗るために言葉は必要なく、情熱、献身。
そしてケオ二のような友人が必要。
その全てを松岡慧斗は十分に持っていたのだ。
ノースショアに通って16年間。
全てが報われた感動的な時間だった。
なお、19歳以下を対象とした『Sambazon Breakthrough Performer Award』は2年連続でバロン・マミヤが受賞。
最もヘビーなドロップをしたサーファーに贈られる『Active Heaviest Drop』とシーズン中にコンスタントに素晴らしいパフォーマンスをしたサーファーに贈られる『Clif Bar Overall Performer』はベンジ・ブランドが受賞した。
O’Neill Wave of the Winter Awards from Surfline on Vimeo.
(空海)