アラスカで氷河&リバーサーフィン 「Weird Waves」シーズン2がスタート!

昨年の公開が大きな話題になったVANSのYouTubeチャンネル、「Weird Waves」のシーズン2が公開された!

シーズン1は、アメリカ本土が2話にヨーロッパが2話放送。
アメリカではミネソタ・スペリオル湖や、オレゴン・デシューツ川ではジェリー・ロペスが登場した。

さらに、ヨーロッパでは10km以上のロングライドも可能な信じられないような波も立つイギリスのセヴァーン川や、リバーサーフィン発祥の地と言われているドイツ南部のアイスバッハ川も紹介していた。

そこにサーファーさえいれば、湖でも川でも独特のローカルコミュニティが生まれる。
これはVANSのライダーであるディラン・グレイヴスが世界中の変な波にトライするだけではなく、文化や歴史を伝える貴重なプログラムだ。

「Weird Waves」シーズン2 エピソード1はアラスカが舞台

「ターナゲイン・アーム」でのリバーサーフィン
via You Tube

記念すべき「Weird Waves」シーズン2のエピソード1の舞台はアメリカで最も面積が大きく、人口密度が低いアラスカ。
アメリカで最もダイナミックな自然があり、何より寒い土地。

アラスカでのディランのミッションは2つ。
アメリカで最も長いリバーサーフィンでのサーフィンと崩れ落ちる氷河によって生まれる波に乗ること。

今回の案内役はローカルのピート・ビーチー。

アラスカ湾の北西部の水路、「ターナゲイン・アーム」ではシーズン1で紹介したリバーサーフィンのように潮の動きで波が立つ「Tidal bore」という現象が起きてローカルも存在する。
ピートはこの場所の先駆者であり、ウェアのブランドも立ち上げている。

週末に波が立つ時は多くのサーファーと見学者が集まる
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海の波と比べてマッシーな波質のリバーサーフィンではロングボードが主流。
SUPを利用するサーファーも多い。

条件が揃えば「A-frame」の波にもなるクオリティの高さにディランも興奮していた。

信じられない氷河でのサーフィンシーン

via You Tube

デュランとピートは「ターナゲイン・アーム」での次の波を待つ間を利用して「ホーマー」という港町に向かう。

目的は氷河でのサーフィン。
港からボートで湾をひた走る。
見ているだけで凍えるような風景だ。

ボートの前にそびえ立つ氷河。
そこにいるのは鳥とアザラシだけ。
一体、誰が初めてこの場所でサーフィンしようと考えたのか?

ボートのキャプテンを務めるマイク・マキューン、スコット・ディッカーソンはアラスカのサーフィン探求のパイオニアと言われている。

マイクの説明によると氷河の落ち方と大きさによって波の良し悪しが決まると言う。

いつ波が立つかは分からない。10分後の時もあれば90分待つこともある
マイク・マキューン

氷河が落ちると波が立つ。シンプルだがクレイジーな発想
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この日最大の波ではショートボードでのターンも可能だった
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驚くことにこんな波が立つ日もある
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再び「A-frame」の波を求めて

条件が揃えばこんなクオリティが高い波も立つ
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氷河での貴重なサーフィン体験を終えたディランは再び「ターナゲイン・アーム」に戻り、「Tidal bore」を待つ。

最初のラウンドの時よりも干満差が大きくなった「ターナゲイン・アーム」は最大で頭サイズの波が立った。
それもグラッシーかつ「A-frame」
波だけトリミングすれば、川であることを忘れてしまうようなクオリティの高さだ。

ここで立つ波は数が限られているのでシェアライドが基本だが、運が良ければ美味しいフェイスを独占出来るチャンスもある。
一人ショートボードを持ち出したデュランはバックサイドで気持ち良いターンを繰り返す。

「Tidal bore」が去り、いつもの川に戻った「ターナゲイン・アーム」
そこには20匹ほどのシロイルカが姿を見せた…。

(黒本人志)

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