サーフィンが初めてオリンピック競技となる東京五輪。そして次のパリ五輪でもサーフィンの採用が決まっており、開催地がタヒチとなったことも話題を呼んでいる。
東京五輪には、世界から男女各20名という狭き門をくぐり、日本から五十嵐カノアのほか、条件付きながら村上舜と松田詩野が出場権を獲得。フランスからも、ジェレミー・フローレス、ミシェル・ボレーズ、ジョアン・デイファイの3名が出場を決めている。
そんな五輪開催国である日本とフランス、そしてサーフィンを結びつけるようなイベントが、今年1月に行われていた。
今年1月6日、麻布にあるフランス大使館公邸で開かれた、伝統的なパイ菓子「ガレット・デ・ロワ」を囲むフランス流の新年会に、松田詩野がガレット親善大使として参加した。
この日は、ローラン・ピック駐日フランス大使と、森まさこ法務大臣、大塚拓内閣府副大臣、日仏友好議員連盟の石原伸晃会長などのゲストが参加。これまで、柔道の野村選手など日本のスポーツ選手が呼ばれていたが、オリンピックイヤーということもあり、新競技のサーフィンから松田詩野が選ばれたという。
オリンピックは来年夏に延期となり、現時点では選手選考条件等は原則維持される方針であるものの、まだ不透明な部分もある。それでも、日本とフランスでサーフィンが盛んなことに変わりはなく、その架け橋になる存在として今後の更なる活躍を期待したい。
(THE SURF NEWS編集部)