Image: VANITY FAIR(YouTube)

五十嵐カノアが4つのサーフィン映画を解説

ビリー・アイリッシュのQ&Aを始めとしたキャッチーなコンテンツや、アート、ビジネスなどを手掛けるアメリカのカルチャー雑誌「VANITY FAIR」のYouTubeチャンネルに五十嵐カノアが登場!

過去のサーフィン映画を4本紹介。
映像を見ながら解説していく。
さて、カノアの一番のお気に入りは?

BLUE CRUSH(ブルークラッシュ) 2002年

オアフ島・ノースショアのパイプラインを舞台としたウィメンズサーファーの成長の物語。
コンテストの他、家族や友人との関係、恋愛も絡み、サーファー以外でも楽しめる娯楽作品だ。

スタント役はロッチェル・バラード、メーガン・アブボなど。
ドン・キングとボディーボード界のレジェンド、マイク・スチュワートが水中カメラマンを務め、本格的なサーフシーンもある。

最初のシーンの彼女のパドルは苦戦しているし、波をキャッチしていない。でも、次のシーンでは波に乗っているね、多分3ftとそんなに大きくないけど、その次のシーンでは一気に8ftの波になっているし、違う人に入れ替わっている。(グラブレールでバレルに入るサーファーを見て) 凄いね。この3つめのシーンは世界のベストサーファーだよ。3人の違うサーファーが1シーンに登場している。ここは世界で最も有名なパイプラインという場所で、最大のサーフィンイベントが開催されるんだ。ビーチの近くに皆んな集まり、激しい戦いになる。 次のリアルなハワイアンシーンはボルコムハウスかな。右側のビーニーを被っているカラ・アレクサンダーには、ついさっき会ったばかりさ。ハリウッド映画にこのような本格的なシーンを取り入れた感じだね。
五十嵐カノア

POINT BREAK(ポイントブレイク)2015年

1991年にパトリック・スウェイジとキアヌ・リーブスが主演を務めた邦題「ハートブルー」のリメイク。
今作の邦題は「X-ミッション」

ストーリー性は前作に及ばないが、タヒチ・チョープーでのサーフィンシーンは一見の価値あり。
スタント役はライママ・ヴァン・バストリアー、レイアード・ハミルトン、ブルース・アイアンズ、ヂュラン・ロングボトム、ローリー・ターナーなど。

25ftの波に二人のサーファーが同時に乗るなんて本当に危険だよ。二人で同じ波に乗ることを’パーティーウェーブ’って言うんだけど、こんな命がけのは勘弁だね。 普通、’パーティーウェーブ’は小さな波で友人と楽しむものさ。これは死に挑むようだけど、サーファーのラインやスピードは緻密に計算されている。凄いリスペクトするね。報酬も法外なんじゃない?もし、自分がどれだけの報酬を貰えれば同じワイプアウトシーンを演じるか分からないよ。
五十嵐カノア

Lords of Dogtown(ロード・オブ・ドッグタウン)2005年

ドッグダウンと呼ばれたカリフォルニア・ベニスビーチが舞台。
スケートボードとサーフィンのスタイルを融合させた「Z-BOYS」の実話ベースの映画。
「Z-BOYS」の中心人物、トニー・アルヴァ、ジェイ・アダムスが指導役、ステイシー・ペラルタが脚本を務めた本格的な作品。
今でも根強い人気を誇る名作だ。

父親がサーフィンとスケーティングをするこのライフスタイルを愛しているし、トニー・アルヴァとは親友なんだ。 一緒にサーフィンもスケートもするよ。自分も子供の頃からスケートボードを教えてもらったし、この映画は現実のようで最高さ。
五十嵐カノア

Surf’s Up(サーフズ・アップ)2007年

ソニー・ピクチャーズ・アニメーションによるCGアニメ映画。
ペンギン・サーファー’コディ’の成長の物語で、制作にケリー・スレーターとロブ・マチャドが協力したことで大きな話題になった。
二人は声優としても出演している。
子供から大人まで楽しめる作品で、アカデミー長編アニメ賞にもノミネートされた。
コミカルな中にもサーフィンシーンは絶妙なリアルさを表現、カノアは主役のコディが自分の立場に重なり、この作品が一番好きなようだ。

この映画は大好きさ。最初のワイプアウトのシーンは何度も繰り返して見ているよ。本当に面白いんだ。 主役のコディは若く、挑戦していくところが自分に重なっているんだ。失敗するつもりはないのに、失敗してしまうところもね。
五十嵐カノア

(空海)

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