Image:Jason Hearn(Vimeo)

南アフリカ人監督によるサーフィン映画 『アフリカ・プロジェクト』

アフリカの波と言えば、CTの舞台にもなっている夢のような長いレギュラーの波「J-Bay」を思い浮かべるサーファーが多いと思うが、アフリカには他にも様々なポイントがある。

2009年から2012年にかけて撮影された『アフリカ・プロジェクト』は過去最高峰のアフリカを舞台としたサーフィン映画と評判の高い作品だ。

制作、監督、撮影、編集までマルチに担当したジェイソン・ハーン(@Jason Hearn)は現在イギリスに住んでいるアフリカ人で、この作品ではダーバンからモザンピークまでの間の波を紹介している。

一生に一度は巡礼したい「J-Bay」、ダーバンのピア横のバレル、ナミビア、セネガル…。

ジェイソン・ハーンはこの映画を以下のように紹介している。

「これはサーファーの目を通してアフリカでのサーフィンをテーマにした3年間のプロジェクト映画さ。アフリカの最高のサーファー、風景、文化、人々。そして、様々な場所にある信じられないような波を撮影している。2009年までグレッグ・ユーイング(@Greg Ewing)といくつかのプロジェクトを一緒に撮影したことがあるけど、それは全てインドネシアを拠点にしたものだった。トロピカルの島の雰囲気はみんながやっていたことだったし、二人共少し違ったアプローチをするのが好きなので、常識外れのプロジェクトの話を持ちかけたのさ。当時は誰もアフリカの波を探索したり、記録したりしていなかった。自分達のバックヤードで長い間話し合った末、次のプロジェクトの拠点は自分達が育ったアフリカ大陸以外ないのでは?と考えたんだよ。アフリカは人や文化、風景、波など実に多くの多様性がある。それは完璧な題材と思い、この’アフリカ・プロジェクト’が誕生したんだ。最初のロケ地であるセネガルから出発し、北から南、東から西へと探索し、記録していったんだ」

「私達の目標は素晴らしい波だけではなく、アフリカ全体の美しさを見せることだった。それぞれの場所に個性があり、人々も魅力的だった。私達はその魅力に取り憑かれて欲しいと思ったのさ。最も興奮しているのは、映像とストーリーを通して見る人をそれぞれの場所に引き込むことができること。この映画プロジェクトが始まって以来、アフリカはより広く探究され、絶賛されている。少しでも’アフリカ・プロジェクト’が関係していることを願っているよ」

(空海)

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