8月11日、東京・品川大井町にウェイブプール『Citywave』がアジア初上陸!大型複合スポーツ施設内に展開。

8月11日、東京・品川大井町に大型複合スポーツエンターテイメント施設『スポル品川大井町』が開業する。同施設内には、ドイツの会社が開発した人工波生成システムCitywaveを用いたサーフィン用ウェイブプールもオープンする。

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『スポル品川大井町』全体イメージ図

『スポル品川大井町』は、2020年オリンピック・パラリンピック開催に向けスポーツ機運の高まりを背景に、JR東日本が大井町駅の旧広町社宅跡地にオープンする。JR大井町駅から徒歩5分、敷地面積は約24000㎡。

サーフィン用ウェイブプールのほか、屋内テニスコート、フットサルコート、ボルダリング施設など、8つのスポーツ施設が設置される。キッズ向けの遊具スペースや、BBQ施設、酸素ルームなども併設予定。

アジア初上陸の屋外人工サーフィン施設

今年3月にドイツのデパート内にオープンして話題となっていたCitywaveが、『スポル品川大井町』内にアジア初上陸する。フローライダー形式の人工波生成システムであるCitywaveは、初心者からプロのトレーニングまで、スキルレベルに合わせて波のサイズや水圧など5段階で調整可能だ。プールの大きさは、幅9m、長さが26m、水温は年間を通じて25度を保つ設計で一年中サーフィンが楽しめる。

『スポル品川大井町』内に設置予定のサーフィン専用ウェイブプールイメージ

サーフボードやウェットスーツのレンタルもあるため、トランクスやビキニだけ持っていれば“仕事帰りのサーフィン”も可能。レンタル用ボードは、ソフトボードだけでなく通常のボードも用意される予定だが、ある程度の水深は確保されているためフィンの装着も問題なし。もちろん自分のサーフボードの持ち込みも可能。他施設との共有シャワーやロッカールームも完備されている。

専門インストラクターによるスクールも開講予定。プールならではの補助バーを使ったレッスンも可能なため、子供たちも安全に楽しめる。プールサイドのデッキでは、軽食やドリンクも提供される。

サーフィンスキル成長の速度を向上。ビギナーの反復練習を可能に。

本日行われた記者会見には、スペシャルサポーターとしてハワイから来日したばかりの糟谷修自と前田マヒナが登場。

左からスペシャルサポーターの前田マヒナと糟谷修自、ファシリテーターのジョン・カビラ

糟谷修自は「これまでサーフィンは自然相手にしかできなかったが、このような施設ができることでサーフィンスキルの成長速度を向上させることにつながるのでは。しかもこういった施設が東京にできるということは、とても大きな意味がある。」とウェイブプールの可能性についてコメント。

前田マヒナは「サーフィンは未経験の人にとってむずかしいけど、何度も何度も繰り返し練習できるウェイブプールは、サーフィンにとって全く新しい存在で、次世代を育てることに役立つと思う。」と述べた。

記者会見には、テニスコートをプロデュースした伊達公子も登場した。

上級者のトレーニングにも十分のクオリティ

今回オープンするCitywaveは、ケリースレーターのウェイブプール「サーフランチ」やウェイブガーデンなどバレルを生成するタイプのものではなく、フローライダー形式のシステムのため、気になるのが波のクオリティ。

記者会見後の囲み取材で、糟谷修自は「コンテスト会場としての利用は現実的ではないかもしれないが、ターンの練習などプロのトレーニングには使えると思う。数分も反復トレーニングをしていればかなり足腰が鍛えられるはず。」とコメントした。また、スイスのCitywaveでは、プロ選手達が強化トレーニング施設として使用しているという。

現在注目を集めているウェーブプール「サーフランチ」は、つい先日開催されたFounders’ Cup of Surfing』の様子からも分かるとおり、ターン中心のロングショルダーからバレルも生成可能な、ある意味で“プロ志向”の施設。今年9月にはCT開催も予定されているが、一般サーファーにとって難易度はかなり高いという評価もあり、日本国内の建設意向についてもなかなか動きが見えてこない中、今回明らかになったCitywaveのオープン。

これまで話題を集めていたウェーブプールとはやや志向が異なるものの、幅広い層のサーファーを受け入れることができるという点で当施設の注目度は高い。

『スポル品川大井町』概要

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営業期間:2018年8月11日から2021年(予定)
営業時間:10:00~23:00(予定) ※種目により異なる
施設利用料:入場無料。各施設利用料は有料、種目により異なる。
住所:東京都品川区広町2丁目1-19

アクセス:
JR京浜東北線「大井町駅」西口より徒歩約5分
東急大井町線「大井町駅」より徒歩約5分
東京臨海高速鉄道「大井町駅」より徒歩約5分

各施設の利用方法や料金、予約方法などの詳細は、ホームページにて順次公開予定。
スポル品川大井町 公式ホームページ
citywave Tokyo公式予約ウェブサイト

(THE SURF NEWS編集部)

▼citywave Tokyo初公開映像

blank初公開!citywave Tokyoのライディング映像。東京・スポル品川大井町の人工サーフィン施設に初潜入。(2018/8/1)

▼citywave Tokyo予約方法・利用概要

blank「スポル品川大井町」の人工サーフィン施設『Citywave Tokyo』予約方法・利用概要【オープニング期間は1人5400円】(2018/7/11)

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