ケリー・スレーターのウェーブプール「サーフランチ」を舞台に五十嵐カノアが所属するワールドチームの優勝で幕を閉じたWSL初のリージョナル対抗のチーム戦『Founders’ Cup of Surfing』
この歴史的なイベントにはサーフィン界の重鎮だけではなく、ケリーの幅広い人脈で多方面から著名人が訪れていた。
その中でもトニーホーク、ショーン・ホワイトというスケートボード界とスノーボード界のレジェンド、CDセールス最速記録のギネス記録も持つアメリカのロック・バンド「パール・ジャム」のボーカル、エディ・ヴェダーが揃った4人のショットは非常に貴重と言えるだろう。
この3名は当然サーファーであり、イベントの合間にサーフランチでフリーサーフィンを楽しんだ模様。
すでに公開されているショーン・ホワイトの動画では、彼専用のロッカーが用意されており、ケリー愛用のTOMOシェイプのボードを抱えて颯爽と外に出て見事にバレルライドに成功。
並走するジェットスキーから飛び降りてのバレルにもトライしている。
「今までちゃんとしたバレルに入ったことがないから、今回ここに来たのは、バレルに入ることが目標なんだ。ジェットスキーからジャンプしたり、全力でパドルしてバレルに入ったり、インサイドバレルに入った気分は最高だったよ。特に最初の一本に乗った時は本当に興奮したね」
ショーン・ホワイト
https://www.facebook.com/nbcolympics/videos/10157767280650329/
一方、ケリーよりも年上の50歳、すでに現役は引退しながらも世界中のスケーターから尊敬されている「バードマン」ことトニー・ホークは、自身のインスタグラムでこの日の体験をポスト。
グーフィーフッターのトニーは、このサーフランチの仕組み上、バレルに入りやすいライトの波をバックサイドでプルイン。
そのライディングを写真家のトッド・グラッサーが撮影した。
「トッド・グラッサーへ。一生に一度の貴重な体験を記録してれてありがとう。初めてのバックサイドでのバレルは最高の誕生日プレゼントになったよ」
トニー・ホーク
なお、『Founders’ Cup of Surfing』にアメリカチームのキャプテンとして参加したケリーは、現在46歳。 2年後の東京オリンピックの時には48歳になっているが、アメリカ代表としてオリンピックの出場を望んでいるそうだ。
また、先月には「サーフィンが初めてオリンピック競技となる2020東京五輪の会場は既に日本の海に決定しているが、これまでのサーフィンコンテストと同じく不確定要素が多すぎるため、ウェイブプールのテクノロジーを使用してほしい」と、NBCに答えていた。
ちなみに日本国内のウェイブプール建設に関して、木更津・君津界隈が濃厚との説が出ていたが、なかなか進展がない様子。
この件に関しては「THE SURF NEWS」で新たな情報が入り次第、更新して行く予定。
(空海)