2年後に迫った2024年パリオリンピックのサーフィン競技の会場がタヒチのチョープーに決まったことで、選手選考も東京五輪とは違う基準になっている。
NSAでは’ビックウェーブでの経験が豊かな選手等を、提出いただいたビデオ及び書類、国際大会の実績等を踏まえ厳正に審査し、 基準点以上を獲得した下記を特定強化指定選手に選考致しました。’ とあり、大野修聖、小川直久、松岡慧斗などビッグウェーブでの実績があるサーファーが強化指定選手に選考されている。
チョープーのベストシーズンはオリンピック開催の夏。
まさに今、ハイシーズンのチョープーには世界中からビッグウェーバーが集結しており、特にコードレッド発令となった7月13日〜14日のセッションは歴史に残るセッションになった。
CTでも最も危険な波とされているこのチョープー、それもスタンディングでバレルに入れるようなサイズに日本の伊東李安琉が挑んだ。
宮崎出身、現在20歳の伊東李安琉は以前からノースショアやメキシコのプエルトエスコンディードなどでも凄い映像を残しており、バレルには定評があったが、チョープー独特の底掘れする波は特別。
一瞬のテイクオフの遅れが命取りになるのだ。
そこを完璧に合わせ、何度もバレルを抜ける姿は早くも日本代表の第一候補と言っても良いだろう。
(空海)