左からISAのロバート・ファスロ、WSLのエリック・ローガン、パリ五輪組織委員会のトニー・エスタンゲ

2024年パリ五輪まで2年、ISAとパリ五輪組織委員会がタヒチを視察

2024年パリ五輪の会場にタヒチ・チョープーが決定してから初めて行われた2022年CT最終戦『Outerknown Tahiti Pro』

この開催に併せてISAとパリ五輪組織委員会が現地を視察したと公表された。

パリ五輪組織委員会のチームにはカヌースラロームで3度の金メダリストでタヒチを拠点に活動しているトニー・エスタンゲも参加。
彼はパリ五輪組織委員会の代表も務める重要人物で、チョープーの近くで実際にサーフィンも行った。

今回、ISAとパリ五輪組織委員会はチームとなり、タヒチでのサーフィン競技の重要な要素について議論を行った。

主な会議の議題はイベント形式、スケジュール、インフラ、選手の宿泊施設、ライブ中継など具体的なものばかり。
もちろん、実際にチョープーの波や競技も目の前で見学。
更に東京五輪の金メダリストのイタロ・フェレイラ(BRA)、銅メダリストのオーウェン・ライト(AUS)、ステファニー・ギルモア(AUS)、ジョアン・ディファイ(FRA)などオリンピアンと会う機会も与えられた。

また、ISAとパリ五輪組織委員会はWSLのCEOであるエリック・ローガンやアジア太平洋地域のゼネラル・マネージャーのアンドリュー・スタークを含む、WSLリーダーシップ・チームとも実りあるミーティングを行った。

今回の視察にはCT選手並びにオリンピアンとのミーティングもあった

ISA会長 フェルナンド・アギーレ氏のコメント

「ISAとパリ五輪組織委員会にとってタヒチでの1週間は素晴らしい体験でした。パリ五輪のリーダーとなる彼らはタヒチの地元の情熱と本物のサーフィンのバイブスを感じることができただけでなく、そこで開催される最高のサーフィンイベントを直接目にすることができたのです。タヒチが2024年のオリンピックに華やかな影響を与えることは、私にとって疑う余地もありません。

特に私の親友であるトニー・エスタンゲ氏がタヒチへ行き、この素晴らしい場所を自ら体験できたことを嬉しく思っています。 トニーのビジョンと決意はタヒチでのオリンピックサーフィンを実現するために不可欠なものでした。彼が直接そこに訪れ、そして波をつかんだことをとても嬉しく思います。

今回の訪問は関係者全員にとって、会場の技術的・物流的な面で大きく前進した重要な訪問となりました。 また、地元住民のニーズを尊重しつつ、会場周辺の海洋保全と島の美しい環境の保全に全面的に取り組む持続可能性の重要性も強調されました」

パリ五輪組織委員会の代表 トニー・エスタンゲのコメント

「私はタヒチの人々の感動と熱意に触れました。行く先々で2024年のパリオリンピックに参加することへの興奮と誇り、何よりも彼らの伝統とサーフィンとの深い結びつきを目の当たりにしました。

この経験はタヒチでのオリンピックサーフィンの成功に対する私たちのコミットメントをさらに強固なものにしました。タヒチは魔法のような場所であり、チョープーの波は息を呑むほどの素晴らしさでした。

私たちのビジョンは常にサーファーとこのスポーツに最も素晴らしいコンディションを提供することです。タヒチがそのビジョンを実現してくれることを私は信じています」

2024年パリ五輪は2年後。
選手選考も間も無く始まる。

ISA公式サイト:https://www.isasurf.org/

(空海)

▼パリ五輪サーフィン特設ページ

この記事に 関連するタグ

※当サイト内の文章・画像等の内容の無断転載及び複製等を禁じます。