今年の1月8日、ノースショアのバックドアでワイプアウトした際に頭と顔をリーフにヒットして意識を失い、周囲のサーファーやライフガードの救助の後、病院に搬送されて一命を取り留めたマウイ島出身のダスティ・ペイン。
1月25日にはダスティの妹、モリーのInstagramで退院の報告があった。
退院後も懸命なリハビリを続けたダスティ、先週の6月12日には「SURFER Magazine」が彼の幼少の頃、コンペティターとしての全盛期やフリーサーフィン、そしてあの事故から4ヶ月振りにロングボードで海に戻るまでのドキュメンタリーを制作して公開した。
そのドキュメンタリーから約1週間後、ダスティは自身のInstagramでケリー・スレーターのウェイブプール「サーフランチ」での5ヶ月振りのショートボード復帰の模様をポスト。
冒頭では硬い表情で事故で負った怪我を伝えていたものの、ショートボードで波に乗れる嬉しさを話す時は自然と笑みがこぼれていた。
「サーフランチ」のバレルに入り、確かめるようにターンを繰り返す彼の姿を見るとコンペティターとしての復活もそう遠くないだろう。
「今日は自分のサーフキャリアで最も重要な日になるだろう。最後にショートボードに乗った時…。頭蓋骨を骨折、目を強打した。顎が2つに割れ、首の動脈が引き裂かれた。あと数ミリの差で海の底で死ぬところだったのさ。今日はショートボードに復帰出来て興奮しているよ。あの事故以来だからね。自分にとってウェイブプールはベストなカムバックの場所だと思う。徐々に慣らすことが出来るし、700ヤード(約640m)の波はスタートに最適さ。ここで感覚を取り戻し、100%復活してコンペティションに戻りたい。The return starts now!」
ダスティ・ペイン
(黒本人志)