昔からゴルフをプレイするサーファーは多い。
その代表とも言えるのがケリー・スレーターで、2018年には米ゴルフダイジェストの名誉ある賞を獲得。
オーストラリア出身のプロゴルファー、アダム・スコットを始めとしてゴルフ界の著名人とも親交があり、シングルプレイヤーの腕前だ。
そんなケリーが元プロゴルファーで現在はゴルフの解説者として有名なイオナ・ステファンのYOUTUBEチャンネル「On the Road with Iona….」に出演。
一緒に18ホールをプレイしながらサーフィンとゴルフの関係について語った。
ケリーがゴルフを始めたのは23歳。
友人とプレイしたのをきっかけにハマりだしたそうだ。
ケリーが感じるゴルフの魅力はそのゲーム性の高さ。
一緒にプレイすることで初対面の人でも打ち解けやすくなることや、
ただのスポーツではなく、ライフスタイルでもある面はサーフィンと似ていると話す。
もし、サーフィンがない人生だったら?という問いには、ゴルフではなく、ギターなど音楽の道を歩んでいたと思う。
そして、柔術の道にも興味があったと熱く語っていた。
現在、ケリーの人生でゴルフが占める割合は大きい。
サーフィンよりもゴルフをしている時間が多い月もあるそうだ。
ゴルフをすることで自分のサーフィンが違う面から可視化したり、コンテストにも良い影響を与えることがある。
ゴルフを始めたことで頭の中を整理して、そこにあるものを最大限に活用しようと考えるようになり、それが結果に結び付いたそうだ。
最もサーフィンとゴルフが似ている部分については、「体重移動が回転運動という点が似ている。自分にとってサーフィンは武術みたいなもので、効率的にエネルギーを活用したいと考えている。それがゴルフとも似ているよね。ゴルフをしている時、みんなは遠くに飛ばしたいと思っているけど、自分は正確に自分の思った地点にボールを飛ばすことの方が楽しいんだ」と話している。
サーフィンが動とすればゴルフは静のイメージだが、根本的な体の動かし方や、精神的な部分には多くの共通点があるとケリーは語っている。
最後に今後5年間の計画は?とイオナに尋ねられたケリーは、「フルコンペティションからは遠ざかるだろうけど、サーフボードやフィンのデザインに対する情熱は凄いあるし、サーフィンだってまだ追求したい。新しいものにインスパイアされて成長したいよ」と話していた。
(空海)