インドネシア人として初のCTクオリファイを果たしたリオこと和井田理央。
母親が日本人ということで応援したい気持ちや、思い入れが強い方も多いだろう。
そんなリオがCTの背番号に選んだ数字は45。
2015年からCTで導入されたこの背番号にはどの選手にも意味があると思うが、リオの45はインドネシア独立宣言の1945年に因んで選んだそうだ。
母親が日本人とはいえ、インドネシアで育ち、次々とインドネシアサーフィンの歴史を塗り替えているリオはこの国の代表として戦うという意思が強いのだろう。
当時、オランダの植民地として支配されていたインドネシアの独立宣言には日本も関わっている。
インドネシア独立宣言の後、オランダ軍との独立戦争にも発展して相当な数の犠牲者が出たこの歴史はインドネシア人にとって大きな意味がある。
この背番号の意味を発表したリオのInstagramの投稿には「semangat 45」というコメントが溢れている。
semangat(セマンガッ)とは情熱、精神という意味だ。
現在開催中のCT開幕戦『Billabong Pro Pipeline』、次のRound of 32では同じく母親が日本人のコナー・オレアリーと対戦するリオ。
勝者がRound of 16で五十嵐カノアと対戦する可能性があるのも興味深い。
WSL公式サイト
http://www.worldsurfleague.com/
(空海)