10月3日〜14日にフランスで開催される『Quiksilver Pro France』で招待制のスペシャルヒート「Air Invitational」が開催されることがWSLからアナウンスされた。
イベントのディレクターは昨年CTを引退したジョシュ・カー。
テクニック、イノベーション、創造性。
スケートボードの影響を受けたスタイルに敬意を表して行われる。
すでに決定しているサーファーは、フィリッペ・トレド、マイキー・ライト、チッパ・ウィルソン、アルビー・レイヤーの4名。
その他はファン投票によって決められる。
「ギャラリーはエアリアルサーフィンの動きや創造性が大好き。多くの人がエアーがサーフィンの未来と言う。WSLはジョシュをこの舞台に戻し、彼と協力してファンとサーファーが好きなエアーとコンテストを融合させることに興奮している」
WSLのCEO ソフィー・ゴールドシュミット
「私の若い頃のキャリアとサーフィンのインスピレーションの多くはエアーのイベントだった。彼らがサーフィンを進化させたのさ。私達のスポーツの最もレベルが高い場所でエアーのイベントを復活させる一員になれたことは特別。今は彼らの大ファンなんだ。フランスが待ち切れないよ!」
ジョシュ・カー
過去にサーフィンエアーショーシリーズでタイトルを獲得したこともあるジョシュ。
キャリア後半はWSLのビッグウェーブイベント、BWTに出場するなどエアーよりもビッグウェーブのイメージが強くなっていたが、サーフランチのエアリアルセクションの改良チームにアルビー・レイヤーと共に選ばれるなど、まだ世界有数のエアーのスペシャリストと言える。
アルビーの他、フリーサーファーのチッパ・ウィルソンがフィリッペなどのCT選手とどのようなレベルのエアリアルを披露するかも興味深い。
WSLは『Quiksilver Pro France』の「Air Invitational」と同時に9月6日〜9日にサーフランチで開催されるCT第8戦『Surf Ranch Pro』でもチッパ・ウィルソン、アルビー・レイヤーを招待したエキビジョンを行うと発表。
「今回のAir Invitational、Surf Ranch Proに関わることを誇りに思う。グロム時代からエアーショーでサーフィンすることが目標だったんだ。コンテストとは言えない’ゆるい’ものとずっと考えていたけど、彼らはみんな賑やかにやっているよ。チャンピオンシップツアーの中でベストなエアーをするサーファーと一緒にやれることに興奮している」
チッパ・ウィルソン
現在のエアリアルは一昔前と違ってマニューバーの一部。
一般サーファーには非現実的な世界でもあるが、プロのサーフィンコンテストとしてはもっと突き詰めて欲しい領域でもある。
(黒本人志)