PHOTO: © WSL/Thiago Diz

イタロ・フェレイラが古巣のBillabongと決裂!?

2019年のワールドチャンピオンであり、東京五輪の金メダリスト、ブラジルのイタロ・フェレイラがBillabongとの7年間の関係に別れを告げたと公式に発表した。

“プロ人生の1つの章を終了した。私の物語の一部となったビラボンに感謝したい! この数年間のパートナーシップは2016年に始まり、私のキャリアに貢献してくれた。しかし、人生には始まりと終わりがある。このサイクルが終了し、新たな章が始まるんだ。プロジェクトに参加したすべてのチームメンバーに感謝する。これからの人生が楽しみだよ”

現在、29歳のイタロは2015年にCTデビューを果たし、ルーキーイヤーでの7位を評価され、Billabongと契約を結んだ。
その後、2シーズンは低迷したが、2018年に4位、2019年にブラジリアンとして3人目のワールドタイトルを獲得。
2021年のサーフィン初のオリンピックでも頂点に立ち、故郷バイア・フォルモサには銅像が立った。
しかし、その年がピークとなり、2023年は怪我に悩まされたこともあり、ランキング13位でシーズンを終えていた。

ワールドタイトルを獲って金メダルを手に入れてもイタロは故郷を拠点としてその土地に貢献する行動を続けている。
多額の賞金とスポンサーからの契約金を投資してバイア・フォルモサに子供達の未来を変えるための施設を設立し、ホテルとレストランも購入した。

サーフィンという才能を活かし、パーティーからも遠ざかり、ひたむきに努力を続けているイタロ。
すでに彼のサーフボードのノーズからBillabongのロゴは消えているが、2024年のCTが始まるまでにはその空白が埋まることだろう。

(空海)

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