ロガーとラップをミックスさせた動画で日本でも人気の「LOG RAP」
2023年2月に創設者のライアン・キャノンが「LOG RAP 2」の上映会で初来日した際も大いに賑わっていた。
そんな「LOG RAP」がInstagramで公開したマイケル・フェブラリーのロングボード映像が公開してすぐに各方面で拡散され、再生回数もうなぎ上り。
マイケルのバックサイドのステップとKRS-Oneの音楽のマッチ度も高い。
実はこの動画はライアンが撮影したものではなく、他の投稿者の映像をリミックスした映像だそうだ。
それも「Log Rap 3」というワードが出ているので、新作の公開も近いのだろう。
マイケル・フェブラリーといえば、CT時代からそのスタイルが独特だった。
例えばJ-Bayで他選手がターンするところをハイラインで気持ち良さそうに抜けてしまったり。
それゆえにCTでは勝てなかったが、ただ戦うだけのサーフィンではなく、サーフィンの美しさや楽しさを世界中のコンペティターとWSLファンに示した貴重な存在だったように思える。
最近では『Vans Pipe Masters』で大奮闘。
フリーサーファーとしての地位も上がったイベントだった。
プロサーファーの中でも、短いボードか長いボードかどちらかの癖がライディングに出てしまうものだが、今秋に来日したカリフォルニアのニック・メランソンなど、どんな板でもスタイリッシュに乗りこなすサーファーは波に乗ることに対して固定概念にとらわれない特殊な才能を持っているのだろう。
それはサーファーにとって、コンテストで勝つよりもある意味価値がある才能なのかもしれない。
(黒本人志)