(ステファニー・ギルモア)PHOTO: © WSL/Beatriz Ryder

8xワールドチャンピオンのステファニー・ギルモアがCTの一時休止を発表

先日のカリッサ・ムーアの現役引退に続き、8xワールドチャンピオンのステファニー・ギルモアがCT開幕戦『Lexus Pipe Pro』を前にCTから一時的に離れることを発表した。

WSLはこれを受け入れ、ステファニーに2025年のシーズンワイルドカードを与えることも同時に発表。

2005年、17歳で初めてワイルドカードを得て出場したCTで優勝し、2007年に正式にCTデビュー。通算33勝、ウィメンズでは最多となる8度のワールドタイトルを獲得したステファニー。

フリーサーフィン中に骨折した2015年以外はほぼフルでシーズンを回り、ノンストップで駆け抜けてきた。
35歳という年齢を考えるとそろそろ引退も考えられるが、2025年に帰るべき場所を保持しながら、まずはツアーを離れて一年間自分の時間を過ごすことを選んだ。

「自分自身の体力的、精神的なリフレッシュのための時間とし、新しい場所で波を追い、フリーサーフィンを楽しむ予定よ。シーズン中には実現しなかったプロジェクトやトリップがいくつかある。まだ競技に情熱を持ち、献身しているし、追いかけている目標と夢もわるわ。今年それらを活性化することを楽しみにしており、2025年に戻ることを楽しみにしている」

(ステファニー・ギルモア)
PHOTO: © WSL/Thiago Diz

ルアーナ・シルヴァがステフのスポットに入る

(ルアーナ・シルヴァ)
PHOTO: © WSL/Brent Bielmann

ステフのスポットに誰が入るのか?

これは少し複雑なのだが、WSLルールブックによれば、今回はシーズン前の辞退のため、リプレイスメントには当てはまらない。
2023年CTランキングが優先され、サリーとブリッサ・ヘネシー(CRI)が同じポイントで並んでいるが、ヒート勝利の数により、サリーがスポットを得た。

これにより、すでにCSランキング2位で2024年CTクオリファイを果たしているサリーがCT枠からの繰り上げになり、2023年CSランキング6位でクオリファイを逃していたルアーナ・シルヴァ(BRA)がCT出場権を獲得する。

カリッサが抜けた後のスポットはWSLツアーおよび競技チームによってソフィー・マックロック(AUS)が入ることになった。

更に開幕戦『Lexus Pipe Pro』と次のサンセット戦ではラムジ・ブキアム(MAR)がジョアオ・チアンカ(BRA)のリプレイスメントで出場するとWSLは発表している。

(ソフィー・マックロック)
PHOTO: © WSL/Aaron Hughes

WSLのSNSが炎上?

今回のカリッサに続き、ステフがツアーを離れることでWSLのSNSが炎上している。

炎上コメントの多くは、数年前に導入したファイナル5のフォーマットで、次はジョン・ジョンか?次はタイラーか?などという意見もある。

WSL公式サイト
http://www.worldsurfleague.com/

(空海)

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