サーファーとビールは切っても切れない関係。
特に海外では低カロリー、低アルコール度のライトビールが主流のため、恐ろしいほどの量を消費する。
それなら自分達でビール会社を作ってしまおうとジョン・ジョン・フローレンスの弟、ネイザンがハードコンブチャを製造販売する「Juneshine」のOGメンバーと仲間に声をかけてビール会社「Easy Rider」が誕生した。
賛同したのはロブ・マチャド、アルビー・レイヤー、マット・メオラ。
フリースタイルモトクロスのライダー、Twitchことジェレミー・ステンバーグ。
「Easy Rider」は彼らが好むライトビールで、売り上げの一部を国立公園に還元する。
このビールは味にもこだわっており、90年代に流行ったライトビール、例えば「Miller Lite」などを目指してロゴもそれを意識したデザインになっている。
変わったクラフトビールではなく、普通に美味しく飲めるビールを目指しているそうだ。
「Easy Rider」はすでにアメリカ本土で発売中。
3月にはカリフォルニアとハワイでローンチパーティが行われ、ハワイで発売された後、他地域にも展開される予定だ。
「Easy Rider」のようなクラフトビールでは過去にミック・ファニング、ジョエル・パーキンソン、ビード・ダービッジ、ジョッシュ・カーなどオージーが2016年に立ち上げた「Balter」がヒットして2019年には日本のアサヒグループ系列のCarlton & United Breweries (CUB)に2億ドルで買収されたことがある。
その他、2013年にテイラー・ノックス、ジョシュ・カー。プロスケーターのマイキー・テイラーやポール・ロドリゲスなどが設立した「Saint Archer Brewery」が2015年にアメリカの大手ビールメーカー、MillerCoors(現Molson Coors Beverage Company)に7600万ドルで売却されるなど、成功すれば莫大な利益を上げることができる業界でもある。
実はネイザンもそのような野心があるとか…。
(空海)