簡単に上達するわけではないサーフィン。だからこそ、地道にコツコツと努力しなければ上手くならないので、人格形成にも良い影響を及ぼすとも言われています。
そんなサーフィンと学業を頑張るキッズ(12~15歳)をサポートする興味深いプログラムがあります。それがLIBWYS(The Life Is Better When You Surf)奨学金。
同奨学金プログラムを昨年からスタートさせたのは、オーストラリアのマンリーに本社を置きグローバル展開しているサーフショップ「Global Surf Industries (GSI)」。
同社が奨学金プログラムを始めた理由としては、サーフィンの楽しさにフォーカスを当てながら、学生がネクストステップへと踏み出せるサポートをしたいと考えてのこと。
同プログラムの目的はコンテストサーフィン界での成功を目指すキッズ向けではなく、サーフィンと学業に専念することで、参加者がクラスやコミュニティにおいてポジティブな存在になってもらいたいとのこと。
具体的な奨学金の内容としては、採用された奨学生は学業目的で使用するための1,000ドルとサーフボード2本が提供されると言います。
昨年が好評だったことから、今年はさらに採用者を増やすということで、各対象国からの採用者数は以下の通り。
・アメリカ:16名
・オーストラリア:10名
・ニュージーランド:4名
・南アフリカ/コスタリカ:2名
・イングランド/フランス/スペイン/ポルトガル:1名
申し込みの際に必要となる試験として、ショートエッセイ(最大200ワード)、ショートビデオまたはフォトエッセイとのこと。
残念ながら日本は対象国となってはいないのですが、とても興味深い内容ではないでしょうか。
例えば、ワールドチャンピオンを目指すサーファーといった一芸を対象とした内容ならばさほどインパクトは強くないのですが、サーフィンの人格形成という点をフィーチャーしている点に強い関心をもちました。
スポーツ競技という側面以外のサーフィンにフォーカスを当てているという点において、サーフィン大国オーストラリアらしい取り組みにも感じます。
最後に下記動画は2017年の採用者のコメント映像となります。
公式サイト「Global Surf Industries」