パリ2024オリンピック開幕直前、すでに会場入りしている波乗りジャパンが、現地よりオンライン会見を開いた。
参加者は日本代表選手の五十嵐カノア、コナー・オレアリー、稲葉玲王、松田詩野の4名。各記者の質問に、選手らが答えた内容を抜粋して紹介。
【コナー・オレアリー】
パリオリンピック開幕間近、現在の気持ちは
調子は結構良いです。昨日と一昨日、練習で結構良い波に乗れて。CTの試合から1か月後だったし、すぐに帰ってこれたから、セカンドホームのフィーリングなので。
チョープーは一番好きな波ですし、ここでのオリンピックがとても楽しみなので、本当に良い成績を取れるように頑張りたいと思います。
どんなパフォーマンスでどんな結果を勝ち取りたいか
僕は良いパフォーマンスに集中した方が、結果が後について来るから。その良いパフォーマンスを、Heat by Heatで集中したら結果は来るから、自信をもってハイトータルのポイントスコアを出して、良いサーフィンを見せたいです。
大会本番のコンディション予想
明日は小さくなっちゃうけど、でも最初の日、試合は結構良いと思う。6feetくらい?のチョープーでなりそうで、楽しみです。
選手ユニフォームを着て、改めて日本を代表する気持ちは
本当に良いですね。やっぱりチームジャパンのサポートスタッフとかコーチングとか、みんな本当に良いエネルギーがあるんです。そのエネルギーを使って本当に良い成績を取りたいと思います。やっぱり僕は、半分オーストラリア人、半分が日本人で、その力と気合いとかは、やっぱり日本人。お母さんの方に来て、ここにいるから。
応援コメントでも使われている「気合」の言葉について
僕は子供の時に空手をやっていたから、 気合いっていつも言っています。セッションが終わった後の最後の言葉。本当に強くサーフィンをして、100%頑張ってやりたいと思います。
チョープーの波と「気合」
「気合」と「自信」、この2つの言葉は、いつも自分で言っているから。タヒチでサーフィンするときも。僕は子供のとき(NSW南部の)クロヌラでずっと過ごしていて、チョープーと同じではないけど、子供の時にいっぱいスラブな波を乗ってるから、そんなに怖くはない。(たまに怖いけど笑)あとは本当にこの波が好きだから楽しいです。
良いパフォーマンスを出すために意識していること
意識はしていません。やっぱりコンデションベースで、コーチと2人でどうしたら良いパフォーマンスをできるかって。いつもゲームプランがあるので、wave by waveですね。
サーフボードについて
15本くらい持ってきていて、一番小さいのは6’2で、長いのは6’6。90kmで188cmで身体が大きいから、結構幅も広い。リッターも多い板の方がパドリングも簡単にできるし、チューブに入ってるときのフォームボールとかで、バランスを崩さないように板を作っています。DHDのオーストラリアのシェイパーで調子が良いから安心です。
普段のサーフボードとの違い
あまり変わらないですね。(波が)結構掘れてるから、リッターが多過ぎると進まないから。普段から32リッターで、それを使ってます。
家族の会場入りは
来ません。お母さんは日本にいます。ばあばと一緒に見たいって言ってるから。今お母さんは日本に行っています。弟は学校で、高校のテストとかあるから、学校は マスト。お父さんと弟、2人でオーストラリアにいます。
母、柄沢明美さんの言葉
気合いで頑張ってください、しか言わない。お母さんは、ちゃんと頑張って負けたら大丈夫っていつも言うから。それで 頑張って、気合い入って、本当にもう100%負けるか勝つか。100%使ったら、もう平気だっていつも言ってます。
タヒチ会場やオリンピックの雰囲気
本当にすごいですね。子供の時に、プロサーファーになれるとは思わなかったです。今はオリンピアンって言われるから、本当に夢ですよね。でも、やっぱりこのチャンスを、メダルを取れるように頑張りたいので、100パーセントで頑張ります。
日本チームの雰囲気と、他国にはない良さ
やっぱり日本チームのサポートが1番ですね。僕はオーストラリアのチームにもいたけど、(日本チームは)本当にみんな100%の仕事をするから、それでエネルギーをもらって、モチベーションを上げて、僕も仕事を100%やりたいと思っているし、そのサポートが1番大切だと思う。日本にはジュニアのサポートもあって、ジュニアのタレントもいて、絶対に行けると思うから、 気合い入れてガイディングさせてもらいます。
(THE SURF NEWS編集部)
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