パリ五輪のジャッジが大会中のInstagram投稿により除名

いつの時代もジャッジは悪者になる可能性を秘めている。

それは大会中のジャッジだけではない。
自分がジャッジする人物と親しい関係になることは、タブー。
だからこそ、普段の生活から慎重に行動しなければいけない。

特に規制が厳しいオリンピックは、ジャッジ生命にも関わる可能性がある。

サーフィン競技のジャッジを務める44歳のオーストラリア人、ベン・ローが同じオーストラリアの代表選手、イーサン・ユーイングとコーチのビード・ダービッジと共に港にいる写真をInstagramで公開したところ、それが規則に反するとしてサーフィン競技のジャッジから除名されたと海外メディアのStabが発表した。

ISAは今回の件について、「ジャッジがこのように選手やそのチームと交流するのは不適切です。競技の誠実性と公正性を保護するために、ISAの行動規範とIOCの倫理規定に従い、ISA執行委員会は競技の残りの期間中、ジャッジを除外することを決定しました」と発表。

Instagram上には、「3人のストラディーボーイズがオリンピックで活躍している」と書かれ、ブリスベン沖のノースストラドブローク島(常住者2,500人未満)という同じ出身地を示している。

実はベン・ローは東京五輪でブラジル代表に対して4ヒートで最も低いスコアを出したとされている人物でもある。

なお、Stabは今回の当事者たちにもインタビューをしている。

「あの写真について、オンラインで少し嫌がらせを受けているのは知っているけど、ストーリーや詳細については本当に分からない。悲しいことだよ」
イーサン・ユーイング

「その件について沢山のメッセージをもらったけど、考えたり関わったりすることはできない。自分は大会に集中するしかないよ」
ガブリエル・メディナ

「その件について今朝の内に話し合いをした。彼は委員会の審査を受け、あの投稿が適切なイメージではないと決定されたんだ。完全な公平性が必要で、あのような投稿は偏りを示す可能性があるため、受け入れられない。我々はあのような決定を望んでいないけど、時にはしなければならないこともある。少しの行動でも組織の中立性や公正性に反するため、許されないよ」
ISA会長 フェルナンド・アギーレ氏

(空海)

▼パリ五輪サーフィン特設ページ

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