カリフォルニア・サンクレメンテを代表するサーファー、コロヘ・アンディーノが新ブランド「Steko」を立ち上げた。
コロへは自身のInstagramで17年以上もサポートされていたRedBullとのパートナーシップ解消を発表。
2023年のミッドシーズンカットでCTから脱落した彼は2022年に移籍したばかりのO’Neillのスポンサー契約も終わり、ケリー・スレーター、ジョン・ジョン・フローレンス、ジュリアン・ウィルソンのように、自らブランドを立ち上げる道を選んだのだ。
Two Percentからのシフト
今回の新ブランド「Steko」は2024年12月からInstagramでロゴを公開して少しずつ話題になっていた。
公式サイトではすでにアパレル販売が開始されているが、全て売り切れ。
1月14日に新商品が発表されると記されているだけで、コロへ自身のブランドを紹介するようなコメントは公開されていない。
なお、サンクレメンテのサーファーを支援する意味を含めたプロジェクト「Two Percent」はInstagram、アパレル販売を行なっていたサイト共に閉鎖されている。
YouTubeは残っているので、このプロジェクトが終わったわけではないが、12月のプエルト・エスコンディードのQSで優勝した19歳のヘイデン・ロジャースなど「Steko」でサーファーを支援する方向にシフトしている。
ちなみに「Steko」の意味は「stoke(興奮や喜び)」の意図的なスペルミスと推測される。
コロへは「Two Percent」立ち上げの際に今のサーフィン業界を『雑誌やサーフムービーからTikTokやInstagramに移行して以来、サーフィンの本質が失われている』と痛烈に批判していた。
「Steko」はカウンターカルチャー的な要素を持つのだろうか?
これまでのコロヘの動きや、既存のメインストリームブランドに対抗する形で、ローカル支援やコミュニティ重視の姿勢を見せていた「Two Percent」のスタンスを考えると、その可能性は十分にある。
カリフォルニアのオールドスクール的なデザインも深い意義を感じる。
ローカルの支援と同時に自身もCT返り咲きを目指すコロへが既存のサーフ業界やトレンドに逆行する姿勢を持ちながら、どのように新しいムーブメントを形作るのか注目しよう!
「Steko」公式サイト
https://steko22.com/
(空海)