2024年パリ五輪でフランスのジェローム・ブルイエ(Jerome Brouillet)によって撮影されたガブリエル・メディナの奇跡的ショットが『World Sports Photography Awards』を受賞した。
バレルから抜け出した直後、サーフボードとともに宙を舞い、人差し指を天に突き上げたその瞬間は、まるで神々しい存在だった。
サーフィン競技だけでなく、パリ五輪全体の象徴的な場面となった。
波に乗る姿こそがサーフィン本来の写真の魅力という声もあるが、その常識を超えたこの一枚は、サーフィンの歴史に深く刻まれることだろう。
『World Sports Photography Awards』は世界最大かつ最も権威のあるスポーツ写真コンテストとされ、96か国以上の2,200人以上のプロスポーツフォトグラファーが参加し、総計13,000枚以上の作品が応募。
ジェローム・ブルイエのこの作品は、複数のカテゴリーの中の「Aquatic(アクアティック)」部門で見事に金賞を受賞した。
スポーツ写真は、ダイナミックな動きを静止した一瞬に閉じ込め、深い感動を呼び起こす特別な力を持っている。
動と静が交差するその魅力を、ぜひあなたの目で感じてみて欲しい。
『World Sports Photography Awards』受賞作
https://www.worldsportsphotographyawards.com/winners-and-shortlists-per-year/winners
(空海)