レディー・ガガが約5年ぶり7枚目となる最新アルバムを3月に発売。
タイトルは『MAYHEM (メイヘム)』
MAYHEMとMAYHEM
サーファーなら聞いたことがある言葉。
『MAYHEM (メイヘム)』
そう、現在シェイパーランキングトップ。LOSTのシェイパーであるマット・バイオロスのニックネームであり、サーフボートにも記載されている『MAYHEM (メイヘム)』と全く同じなのだ。
そもそも『MAYHEM (メイヘム)』は「混沌/騒乱」を意味する言葉。
偶然の一致はあり得るが、レディー・ガガが使用しているロゴがあまりにもマット・バイオロスの『MAYHEM (メイヘム)』に似ている。
そのロゴを使用したTシャツやキャップなどを商品として売り、更にそのコピー品も出回っていることがマット・バイオロスを怒らせ、現在商品の差し止めを求めて訴訟中とのことだ。
(アルバムのアートワークを手がけたブロディ・カーマンのInstagram)
MAYHEMの歴史


マット・バイオロスのメイヘムの由来は、高校生時代に活動していたパンクロックのバンド名。
フライヤーやTシャツのために自らロゴを描き、1991年にはアメリカで商標登録もしてTシャツなどのアパレル販売もしている。
サーファーならあのアーチ型の文字を見ただけでピンとくる30年以上も歴史があるロゴである。
実は2000年代にも同じような商標トラブルがあった。
ABCの人気ドラマ『LOST』がアパレル販売を始めようとした際に異議を申し立て、その時は先方が友好的だったためにTシャツ1種類の販売という制限付きで許可したそうだ。
今回の訴訟は決してお金のためではなく、30年以上築き上げてきた歴史を壊されてしまうのを防ぐためとマット・バイオロスは話している。
最初に接触した際、レディー・ガガの弁護士チームは知名度の差を理由に取り合わなかったが、現在、和解の可能性も視野に入れ交渉を続けている。
この騒動に気づいたであろうレディー・ガガ本人は、今どんな思いでいるのだろうか?」
(染谷たかし)