伊良湖・ロングビーチを舞台に1週間に渡って開催される「ISAワールドサーフィンゲームス」もいよいよ9月22日(土)のファイナルデイを残すばかり。
メンズはすでにファイナルまで進行、五十嵐カノアが2位、村上舜が4位になり、54年のこのイベントの歴史で日本人が初のメダルを獲得。更に国別対抗リレー「Aloha Cup」でも2位で銀メダルを獲得と開催国として誇れる結果を残している。
残すメダルは個人のウィメンズと国別総合。 国別総合の暫定トップ、アメリカはリパチャージR8に3名の選手が残っており、その中の一人、12歳のケイトリン・シマーズに注目が集まっている。
勝利後のインタビューを見ると12歳らしいあどけなさがあるが、その話の内容はすでに大人のコンペティター。もちろん、サーフィンも12歳とは思えないレベル。 サーフィンを初めて僅か4年でこの世界の大舞台に立っていると言えばその恵まれた才能が分かるだろう。
■ケイトリン・シマーズ プロフィール
カリフォルニア・オーシャンサイド出身の12歳。 QSのハイグレードも開催されるオーシャンサイドピアや、オーシャンサイドハーバーの海をホームにしている。
8歳からサーフィンを始め、1年後にはコンテストに出場。 競争や旅、家族や友人とのサーフィンを楽しみ、弟とは刺激し合って上達を早めている。 愛犬の名前は「Freckle(フレックル)」 日本語で「そばかす」 好きな音楽はオールドスクールのヒップホップとエレクトロミュージック。 サーフィンの他にアートとバスケットボールが得意だそうだ。
2018年はアメリカのアマチュアサーフィン団体、NSSAでは9月にハンティントンビーチで開催された「SOUTHWEST CONFERENCE」(地区)のオープンガールズで優勝。 NSSAではパーフェクト10を3度も出し、2018年のルーキー・オブ・ザ・イヤーに選ばれた。 その他、6月にハンティントンビーチで開催された『Rip Curl Grom Search』で優勝。 主なスポンサーはO’Neill、Borst Surfboardsなど。
ISAワールドサーフィンゲームスでは、敗者復活戦のラウンド8にクレジット
「ISAワールドサーフィンゲームス」では、ケイトリンの他、リパチャージに昨年のフランス大会で開催国の金メダル獲得に大きく貢献したジャスティン・デュポン、ポーリン・アドゥ。 フリーサーファーのクレイグ・アンダーソンの兄妹で現在QS11位のフィリッパ・アンダーソン、その他アメリカ代表の2名。
メインラウンドR6にはCT選手の2名、オーストラリアのサリー・フィッツギボンズ、ニュージーランドのペイジ・ハレブ。 南アフリカの元CT選手、ビアンカ・ベイタンタグ。オーストラリアのアップカマー、現在QS14位のホリー・ウォンの4名が残っている。
12歳のアメリカ代表選手が、CTやQSトップサーファーらと肩を並べメダル獲得なるか。彼女のチャレンジにぜひ注目したい。
サーフィンを初めて1年後、9歳の時のケイトリン・シマーズ
Meet the Simmers from John Daniels on Vimeo.
(空海)
▼「2018 UR ISAワールドサーフィンゲームス」のライブ中継(日本語実況あり)
★9/22(土)ファーストコール9:00、9:30~女子敗者復活戦・ファイナル実施予定
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