カリフォルニアで最も盛んに行われているスポーツ、サーフィン。
今夏にはカリフォルニア州のジェリー・ブラウン知事がサーフィンを公式スポーツにするという法案に署名で話題になったが、今度はサーフィンの歴史、文化、未来を称えるため、9月20日を「カリフォルニア・サーフィン・デー」としてカリフォルニア州の祝日に制定。
1885年、133年前にハワイからカリフォルニアに渡ったサーファーによってサンタクルーズから広まったこのスポーツがこの地のカルチャーとして多くの人々のライフスタイルに強く根付き、そこから世界中に広まっている。
カリフォルニアを代表するサーフィンイベントで、五十嵐カノアが2連覇を果たした『Vans US Open of Surfing』は観客動員数が約50万人と言われている。
カリフォルニアで行われる他の人気スポーツ、例えば大谷翔平の活躍で話題になっている大リーグ。
エンゼルスの1試合の平均観客動員が約3万人。
『Vans US Open of Surfing』の開催期間を1週間と考えても、観客動員は軽く上回っている。
それだけカリフォルニアにおけるサーフィンの人気は高い。
事実、スポーツを記念に祝日になったのは今回のサーフィンが初めて。
それはカリフォルニアでもアメリカでも世界でも初。
今回の祝日制定で「カリフォルニア=サーフィン」のイメージがより定着することが考えられ、それは観光で多くの収入を得ているこの州にとってプラスになることだろう。
第1回目の祝日となった2018年9月20日の「カリフォルニア・サーフィン・デー」にはサーフカルチャーを祝うイベントがカリフォルニア各地のビーチで開催。
ハンティントンビーチではセレモニー。
ダナポイント、サンディエゴのラホヤなどではサーフィン体験が行われた。
2020年東京オリンピックで初めてサーフィンが種目となり、ISAのジュニア、『2018 UR ISAワールドサーフィンゲームス』と2年連続でビッグイベントが開催された日本にもいつかそんな日が来るのだろうか?
(黒本人志)