近年ではインフレータブルベスト(二酸化炭素カートリッジのコードを引っ張ると浮輪のように膨れ上がるベスト)などにより、安全面が向上しているビッグウェイブサーフィン。
その中でも、ワイプアウトしたサーファーを救助に向かうウォーターセーフティの存在により救われた命はどれほどあるのか。
ビッグウェイブセッションにおいて、ビッグウェイブサーファーがワイプアウトした際に備えてジェットスキーに乗って待機するウォーターセーフティ。ワイプアウトしたサーファーの裏にさらなるセットが押し寄せていることも珍しくはないので、安全面を考えると必要不可欠な存在です。
ただし、救助に向かう場所は波がブレイクしている場所。下手をすれば、救助に向かったもののジェットスキーごと波に巻かれるリスクもあります。
そのため、ウォーターセーフティはビッグウェイブサーファー同士がパートナーを組むことが多いです。何かあったとしても、サバイブできる能力を求められるためですね。
今回の動画が撮影されたのは先月9月のことで、場所は南アフリカのケープタウンに位置するサンセットリーフ。
ウォーターセーフティは2名で、一人はジェットスキーの運転、もう一人はワイプアウトしたサーファーをジェットスキーに引っ張り上げる役割です。
引っ張り上げる役割のウォーターセーフティがPOV撮影した映像が今回の動画となっているのですが、救助後に至近距離まで迫りくるホワイトウォーターなど見ていてドキドキハラハラするだけでなく、いかにリスクを背負って救助に向かっているのが分かります。
(World Surf Movies)