長雨の続く今日このごろですが、みなさんいかがお過ごしでしょうか?ビールを飲んでうだうだするのもいいかもしれなせんが、こいうときこそサーファーズジャーナルを読んで教養をつけましょうね。そんなサーファーに女性は憧れるんです。ほんと?たぶん。
さて、今号はポートフォリオ特集かと思えるほど写真が充実しています。とりあえず、文章はあとでじっくりという感じで掲載写真をご鑑賞ください。
Lucky Eyes:デビッド・ダーリング写真集
本誌ジャーナルのカバーで大きな話題になった写真といえば、瞑想するディック・ブルーワーの傍らで、天使のように舞うジェリー・ロペスとリノ・アベリラを撮った一枚。誰が撮ったんだろうと思ってクレジットを探したらデビッド・ダーリンという聞きなれない名前だった。
そのダーリン氏の特集です。奇をてらうことなく、バランスのよいコンポジションで撮られている作品が多いですね。すばらしい。サーファーのコミューンにしっかり溶け込まないと。こういう自然な表情のポートレートは撮れないですね。お宝写真満載の特集です。
The Strange Art of Composure :クリス・クロプフ写真集
『レトロ・ムーブメント』という新しいサーフィンの潮流は、ゆっくりとではあるけど確実に浸透しつつある。その影響はサーフボードデザインやファッションそしてサーフフォトにも及んでいる。デジタルカメラが普及しているのにあえてフィルムで撮るのもその流れと言っていいかな〜それもレトロだ。しかし、このクロフプの写真は、デジタルカメラの利点を生かしてレトロなサーファーを撮ったプロっぽい写真。フィルムじゃないの?いえ違います。これらの作品のほとんどは技術的にデジタルじゃなければ撮れない領域です。つまりフィルムで撮るって、現実にはもうファッションに近く、つまり格好良さだけ、とこの特集を見て改めて感じた。フィルムで撮ってますっていうとなんか写真を極めているみたいに感じるけどね。プロは影で笑ってる。つまりレトロサーフボードだって進化してるんだよね。昔のまんまじゃあない。
Portfolio:Steve Baccon ポートフォリオ:スティーブ・バッコン
日本ではあまり知られていない写真家だけど、この人もすばらしい才能に恵まれていますね。
新しさを感じます。レトロは微塵も感じない。ロングボーディングを撮っても新しい。コダックっぽくない。個性がありサーフィンの繊細な美しさも上手に表現されていると感じます。さらにこの人、水中撮影も上手いけどそれをひけらかさない格好よさもある。作品として日本人の感性と親和性があると感じますが、あなたはどう思われますか?この特集がきっかけで日本からの仕事が増えたりしてね。ジョージー・プレンターガストちゃんの写真もあります。可愛い。
(李リョウ)
THE SURFER’S JOURNAL(ザ・サーファーズ・ジャーナル)日本版9.2号
発売日:2019年7月15日
定価:2,052円
●サーフィンのナショナルジオグラフィックと呼ばれる米国サーファーズジャーナルは、キーンなサーファーから熱い支持を受けるサーフィン専門誌として世界中で読まれています。
●日本版サーファーズジャーナルはその米国版の記事を100%完訳したうえに、日本編集部による国内記事を毎号添付して読者にお届けしています。
最も信頼されるサーフィン誌として世界中のサーファーたちから愛されており、書店では買うことができない希少なライフスタイル・マガジン。
定期購読なら最大30%オフ&送料無料。新規購入で更に500円引き!
Fujisanマガジンサービスのオンライン購入なら、送料無料&最大30%オフ!
さらに、新規購入なら500円引きで購入が可能!
オンライン購入者なら電子書籍も無料のため、バックナンバーも読み放題!
詳細と購入はコチラから、定期購読の場合は開始号をお選びください。