3月25日に発売された「ザ・サーファーズ・ジャーナル」日本版10.6号の読みどころを同誌のコントリビューティング・エディターも務める李リョウが紹介。
好きなようにやらせろよ
カイ・レニーが生きる歓喜の海
サーフィンの世界にはマウイスタイルという流派のようなものがある。『海で楽しんじゃったもの勝ち』というのがそれだ。つまりオアフ島のようにサーフィンはこうであるべきという慣習が薄い。カイ・レニーのような天才が生まれる土壌がマウイにはすでにあったわけだ。と思っている人は多いと思うけど、じつはそうでもない、ということがこの記事を読んでわかった。でもレニー君、あんまり突っ込み過ぎないでね、自然には誰も勝てないから。
ドクターファン、ベンウェイ
カイ・レニーが異端児なら、ベン・ウェイもかなり異端児。知ってる人は知っている的な、日本のサーフィン業界でも有名になってきたね。彼も天才です。彼の創作意欲は尽きない泉のように溢れ出ているし、既存のスタイルを否定するところも天才の資質だ。サーフボードやスケートボードさらにスノーボードのデザインも、これまで誰も考えなかった新発想で驚きの連続。そのうち時代が彼に追いついて有名になってしまうんじゃないかと思う。だから、いまのうちにベンと友達になっておいた方がいいよ。
サンドバーに秘められた物語
ラホヤショアーズ回願録
ラホヤショアーズというとUCSDの下にある長いビーチのこと。その海に向かって右に行くとブラックスがある。この記事はリチャード・ケンビンのサンディエゴ回想録という感じです。すごく面白いんだけど、知らない人の名前がどんどん出てくるからその辺はスルーして読み進めてください。カリフォルニア教の信者にはたまらない魅力が詰まってます。
ポートフォリオ:ウィル・アドラー
ふしぎな空気感のある作品です。肝になっているのは色ですね。広告やファッションも撮っているというからなるほど~という感じですね。アメリカにいればフォトジェニックなサーファーやモデルは石を投げれば当たるからね。負け惜しみですが、事実です。しかしながらフォトショップでは出せないこの色は素敵。サーフフォトグラファーを自認しているみなさ~ん、撮るだけじゃあダメよ~。
(李リョウ)
THE SURFER’S JOURNAL(ザ・サーファーズ・ジャーナル)日本版10.6号
●世界でも選りすぐりのフォトグラファーによって捉えられた、サーフィンの美しく迫力に満ちた瞬間。
●新旧様々なライターたちに綴られる、本質的でバラエティに富んだストーリー。
最も信頼されるサーフィン誌として世界中のサーファーたちから愛され、書店では買うことができないライフスタイル・マガジン。
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