台風シーズンを目前に控えて設けられたフェンス、これでサーフィンは不可能!?
およそ2年前、このリーフブレイクへのエントリーが難しくなったという記事をお伝えした。そもそもは落石事故による痛ましい死亡事故が発生し、それによって、崖下のビーチへアクセスできる山道が封鎖されたのである。
しかし、一時は行政によって完全に封鎖されたものの、その道が私有地であることが後になって判明した。その結果、行政指導による立ち入り禁止は解かれ、ロープは張られているものの自己責任という形で立ち入りは黙認されてきた。それが2年前から続いていた。その山道を利用したサーファーならば、入り口にロープが張られていたのを知っているだろう。それを跨いで、狭い崖下のビーチまで歩いたはずだ。これでいつものようにサーフィンが楽しめると思っていたら、新たな問題が起こった。
関係者によると、最近になってその山道のエリアを管理していた「神奈川みどりトラスト財団」が契約を延長しないことになり、地権者が弁護士と相談して立ち入り禁止のフェンスを設置したということだ。ロープではなく、立ち入りが完全にできなくなるフェンスが設けられたのだ。
サーファーにとってはたいへん困った話ではあるが、じっさいに山道から続く崖下周辺は、いままでサーファーへの落石事故が起きなかったことが奇跡、と思えるほど危険であることは事実だった。それを考えれば地権者の判断はしかたないだろう。もし事故が起これば責任問題に発展する恐れがあるからだ。
しかし、これでこのリーフブレイクへのエントリーはそうとうに難しくなった。2年前の記事に書いてあるが、リビエラマリーナ側からテトラポットを下りてエントリーするのは、航路を横切るために絶対禁止と小坪漁協から地元のサーファーへ伝えられている。
念のために断っておくが、このリーフブレイクでのサーフィンが禁止されたわけではない。エントリーするエリアへの立ち入りが禁止されたのだ。したがって誰かがフェンスを乗り越えたり、または壊したりというトラブルが起こる可能性も高い。もしそうなった場合に、地権者が被害届を警察に出して大ごとになりサーフィンがますます難しくなるという可能性も否定できない。
現在は、なにか良い解決策がないかと、地元のサーファーたちがさまざまな方面に働きかけている状況であるから、ビジターサーファーはそのことを念頭にして、トラブルを招くような行為だけは慎もう。サーフィンするための新たな方法として、ボートをチャーターして海からアクセスという方法もないわけでは無いけれど…。
(李リョウ)