4月15日に発売された「ザ・サーファーズ・ジャーナル」日本版11.6号の読みどころを同誌のコントリビューティング・エディターも務める李リョウが紹介。
Pulling Guard
メディナの秘められたサクセスストーリー
この記事は、試合で勝ちたいと熱望するサーファーにはおすすめです。スポーツ心理学という観点から見ても興味深いんじゃないかと思う。メディナってアイルトン・セナに似てるなって、思っていたけどやっぱりそうでした。例えれば、試合に勝つことにしか興味がないハンサムな王子さま。といえばそれまでですが、なるほどね~そういうことがあったのか!。義父のチャーラオが、ビーチで膝まで海に浸かって大声で叫んでいたその理由がよく分かります。五十嵐カノア君が世界チャンピオンになったら、日本はどうなるんだろうね。ネイマールはメディナの試合を観戦してたみたいだけど、Jリーグの選手はCTを観ないよな〜、とこの記事を読んで思った。
Rougstock
ハワイで起こった信じがたいできごと
ハワイのサーファーはたいていのことには驚かない。たとえば波がどんなに大きくても「スモール、ブラ」なんてつぶやきます。その彼らが「ヒュージ!」と話したお話。一つはオアフのノースにあるヒマラヤ、そしてワイメアのエディ、最後はマウイのピラミッド。サーフポイントの名前からしてヤバそうだけど、ほんとうにヤバかったようです。エディの話はメイソンホーでかなり笑えます。死んだかもしれないすごい話を笑い話にしちゃうのもハワイアンですね。マウイの話はハワイアンじゃあないけど、レイアードが登場します。
The Captain
ザキャプテン
その国のサーフィン業界を牽引した人。南アフリカだとジョンウィットモアが知られているけど、70年代はマイケルラモントというサーファーがその立場にいたようです。この顔はどこか見た記憶があるね。70年代にサーフビジネスでかなり稼いだようです。
まだシークレットだったサンルーもサーフしてるんだね。マイケルトムソンのあの有名な写真は、この人がシェープしたサーフボードだったんですね。波の良い南アフリカでサーフボードが売れたということは、マジックハンドの持ち主とお察しいたします。昔の良い写真がずらりです。その辺は弊誌をご覧ください。
Butch Wax
ブッチの追想
『ウィンディアンシー』という有名なサーフクラブがサンディゴにあって、優等生がずらりと名を連ねています。創立者はマイク・ヒンソンでその立ち上げの秘話がちょっと前のジャーナルに掲載されました。いつの号だったかな?小さい記事でしたが、ヒンソンが自ら書いた記事だから間違いない。その裏付けともいえるエピソードがこの記事にも書かれています。さてブッチといえばこのサーフクラブにはブッチバンアーツダレンというレジェンドがいましたが、その人ではなくもう1人ブッチがいたんだということを今回の記事で知りました。ブッチコーネリアスというサーフコミック作家です。『ウィンディアンシー』のクラブロゴもこの人の手によるもので、ヒンソンの背中を机にして描いたという、これまたトリビア的な逸話も書かれています。キャリアの長いサーファーならばこの人の作品は必ずどこかで見ているはず。
Rickson Gracie
インタビュー:ヒクソングレイシー
この人が戦う試合を見て驚いた記憶がある。試合が始まると同時に、対戦相手にアメーバーのようにピタリと貼りつき、倒して、寝技で締め、パンチで仕留めてハイ終了。
もちろん本人はダメージ無しで、少し汗をかいたていどの様子。「肉体と精神の両面で弁証法的行動を実践する」とこの記事のまえがきを読んで、全くそのとおりの試合だったなと思い出しました。本物です。良いインタビューです。サーファーズジャーナル恐るべし。
THE SURFER’S JOURNAL(ザ・サーファーズ・ジャーナル)日本版11.6号
●世界でも選りすぐりのフォトグラファーによって捉えられた、サーフィンの美しく迫力に満ちた瞬間。
●新旧様々なライターたちに綴られる、本質的でバラエティに富んだストーリー。
最も信頼されるサーフィン誌として世界中のサーファーたちから愛され、書店では買うことができないライフスタイル・マガジン。
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