F+(エフプラス)
ISAからのメールで、オリンピックに向けてチョープーに建設予定だった新ジャッジタワーの建設がストップしているとの報告。いやぁ、このタイミングでどうなんだろう。
もともと地元の環境保護派とはもめていたわけで、タワー問題もオリンピックということでゴリ押しだったんだろうけど、このタイミングでもめごと再燃。なんでも「はしけ」がサンゴ礁に大きな被害を与えているということがわかったとかで、フレンチポリネシア政府からストップがかかった。
※はしけ・・・水深の浅い海で貨物を運ぶために作られた平底の船舶
問題の「はしけ」はその建設資材を運ぶためのものだろうし、建設作業そのものがサンゴ礁に大きな悪影響を与えることは想像できる。
どこの場所でもオリンピック開催賛成派と反対派はいるわけで、まぁ、この先のフレンチポリネシア政府の決定によっては会場変更になるんだろうし、もしかしたら5月のCTだって危ういのかもしれない。IOCとISAはフレンチポリネシア政府の判断に全面的に従うとなっているので、どうなるかね。
個人的には元からあそこでオリンピックなんて無茶、と思うわけで、パリ五輪なんだから本土で、となるとホセゴーあたりが無難なのか、と思う。時期的に波のないシーズンではあるものの、以前は夏にホセゴーで試合やってたし、ラカナウやビアリッツよりいいかなと思う。まぁ、そうなればラッキーと思う選手もいるだろうし、女の子たちはホッと胸をなでおろすんだろう。
ハワイではパイプのスペシャルイベントがスタート。やっぱパイプは12月だなぁ、という感じ。何十年もそれやってたから、何となくクリスマス前のパイプは落ち着きがいい。行かないけど(笑)。
2020年カレンダー絶賛発売中なわけですが、前にも言ったように2023年のカレンダーをお持ちの方は比較研究してみてください。
写真を見たときの第一印象における、キレ感とか躍動感とかスピード感のようなものは明確に違うんだけど、そう感じさせる大きな要因は、波のどの部分で技をかけてるかにあるのかな、と思う。
もうリップラインがピラッピラになってて、次の瞬間ダンパーとしてブレイクするような掘れた波のその場所でえぐってるのがわかると思う。
昨年ならあと50センチショルダー側に当ててたんじゃないだろうかと思う。このヒットポイントを50センチピーク側に持っていくことに1年がかかっているということだ。前からきているところに乗っけるロールインではなく、リップの話。
そして50センチ手前に当てることで、急なフェイスを駆け降りることになるのでスピードも増すし、下りる場所も変わり、それによって全体のライン取りも変わってくる。それらのすべてに動きを対応させるって、そりゃ1年かかるな。そんな高いレベルでも、世界のトップは進化を止めない。
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